爪やすりのかけ方を動画でも解説【保存版】プロ仕様ネイルになる5つのポイント
爪やすり(ファイル)は、ネイルケアをするうえで重要なアイテムですよね。
しかし、間違った使いかたをすると、爪を傷めてしまうこともあるので注意が必要です。
そこで、動画による爪やすりのかけかたや「スクエアオフ」、「ラウンド」、「オーバル」ごとの形の整えかた、爪やすりを使うときの注意点などをご紹介します。
お伝えすること:目次
爪やすり(プロの仕上がりになれる)基本のかけかた5ステップ
爪やすりは、基本的に「爪の長さを調節する」、「形を整える」、「表面を磨く」、「人工爪をオフする」という使いかたができます。
ここでは、下準備からあとのケアまでの流れを紹介していきます。
爪の形も好みの形に整えることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
1.爪をやわらかくする
爪をやわらかくしておくことで、爪への負担がかかりにくくなります。入浴後か、ぬるま湯に手を2〜3分つけてからおこないましょう。
2.先端を爪やすりで削る
好みの長さになるまで削り、先端は平らにしておきます。爪やすりは、45度程度の角度で当て、一定方向に動かすようにしましょう。
3.爪やすりで角を削って形を整える
好みの形になるよう、角を削って形を整えます。
スクエアオフのやりかた
画像引用:ジェイエステティック※1 美を追求して39年脱毛・トータルエステのジェイエステティック
爪やすりを先端とサイドにまっすぐ当てて削り、スクエアの形を作ります。最後に角を削り、丸みをつけます。爪やすりは、90度を目安に当てましょう。
音声あり(31秒)
ラウンドのやりかた
画像引用:ジェイエステティック※1
爪やすりは45度を目安に当て、爪の先端のみを丸くなるように削ります。
音声あり(50秒)
オーバルのやりかた
画像引用:ジェイエステティック※1
爪やすりは30度を目安に当て、サイドから先端に向かって卵型になるように削ります。
形を整えた後は、爪やすりや湿らせたガーゼなどで、バリ(爪の薄皮がめくれたようなもの)も取っておきましょう。
音声あり(56秒)
4.爪の表面をシャイナーを使って磨く
バッファー(爪の表面を整えるためのもの)を使い、爪の表面をならかにした後、シャイナーを使って磨きあげます。
バッファーは用途によってグリッド数がわかれていますが、表面を整える際は、220〜280グリッドくらいのものを使いましょう。また、力を入れすぎたり、削りすぎたりしてしまうと、爪を傷めてしまうので注意してくださいね。
音声あり(1分)
5.ネイルオイル(キューティクルオイル)で保湿する
ささくれができる原因は乾燥が1番の原因です。
- 爪の甘皮部分にオイルを塗ります。
- オイルを円を描くようになじませます。
お風呂上がりや化粧直しのときにこまめに保湿できるとささくれ防止、健康的な爪を育てることができます。
音声あり(1:09)
二枚爪になったり、割れやすかったりしていませんか?
あなたの爪が薄くて弱いのはシリカが不足しているかもしれません。
爪やすりを使うときの5つの注意点
- 爪切りやニッパーの使用は避ける
- 目の粗さに気をつける
- 正しく持つ
- 爪に対して角度は45度が基本
- 動かす方向は一定方向
爪やすりを使用するときは、いくつか注意点があります。
それらに気をつけて、大切な爪への負担を軽減させましょう。
1.爪切りやニッパーの使用は避ける
爪切りやニッパーで「パチンッ」と衝撃を与えると、三層構造になっている爪の一番上の層が剥がれ二枚爪になりやすくなってしまいます。
もし爪切りやニッパーを使用したい場合は、上記でも紹介したように、入浴後や爪をやわらかくしてから使用するようにしましょう。
コラム:爪の構造
爪は3層構造になっています。上から、
- 背爪(はいそう:トッププレート)
- 中爪(ちゅうそう:ミドルプレート)
- 腹爪(ふくそう:アンダープレート)
爪はタンパク質のひとつ「ケラチン」でできており、繊維の方向が層によって違っています。
特徴として、
- 背爪と腹爪:爪の伸びる方向(縦方向)に繊維が走っている。
- 中爪:横方向に繊維が走っている。
縦方向、横方向と重なりあって爪の強度をUPしています。
2.目の粗さに気をつける
目の粗いものは早く削ることができますが、その分爪への負担が大きくなってしまいます。特に表面を削るときは、目の細かいものを選びましょう。
3.正しく持つ
親指、人差し指、中指の3本の指で爪やすりの端を持ちます。その際、力を入れずに軽く持つようにしましょう。
4.爪に対して角度は45度が基本
爪やすりは、爪に対して45度に当てて削るのが基本です。しかし、上記で紹介したように、好みの形にあわせて角度を調節してくださいね。
- スクエアオフ → 90度
- ラウンド → 45度
- オーバル → 30度
5.動かす方向は一定方向
爪やすりは、必ず一定方向に動かします。往復して削ってしまうと、爪に負担がかかり、二枚爪の原因にもなるので気をつけましょう。
爪やすり(ファイル)の種類
爪やすりにはさまざまな種類があるのをご存知でしたか? 爪やすりを上手に使いこなすことができると、ネイルケアが上達してより楽しいものになりますよね。
ネイル用のヤスリは「ファイル」とよばれ、エメリボード、アクリルファイル、ソフトファイル、シャイナーが基本の4種類だよ!
ここではそれらの4種類のファイルと、そのほかの種類の爪やすりを紹介します。
エメリーボード
別名ブラックファイル。自爪の長さや形を整えるためのファイルです。爪に負担がかかりにくく、また削る感覚もわかりやすいよう薄い板になっています。
ドラッグストアや100円ショップなどでも売られているので、手軽に購入することができます。
アクリルファイル
別名ゼブラファイル。人工爪の長さ調節や人工爪をつけるときの下処理、人工爪のオフ時などに使うファイルです。
硬いものを削るために、力が入れやすいよう真ん中にスポンジが入った厚めの板になっています。
よく削れるファイルなので、目の粗いものを使うときは自爪や皮膚を傷つけてしまう原因にもなります。
特に慣れてないかたは、注意してくださいね。
ソフトファイル(バッファー、スポンジファイル)
爪表面の凹凸をなめらかにしたり、エメリーボードやアクリルファイルで削ったところをなめらかに整えたりするためのファイルです。
厚めのスポンジの間にやわらかい板が挟まれています。粗さの違うやすりやシャイナーとセットになって、3wayや4wayのものも販売されています。
シャイナー
シャイナーは、爪の表面をツヤツヤに磨くために使います。ジェルネイル派のかたにはあまり出番のないものですが、自爪やスカルプ派のかたには必要なアイテムです。かなり目の細かいファイルですが、自爪の薄いかたは磨きすぎないよう注意が必要です。
ガラス製爪やすり
ガラス製爪やすりは、やすりの表面にきめ細かい突起状の特殊加工がされています。早く削れる、力を入れなくても削れる、仕上がりがなめらか、半永久的に使えるなどのメリットがあります。
ガラス製なので落とすと割れてしまう、削りすぎてしまうなどのデメリットもあります。
電動爪やすり
簡単、早く、キレイに仕上がるのが電動爪やすりのメリットです。
甘皮ケア機能がついているものや、ジェルネイルオフ機能がついているものなど、さまざまなメーカーから電動爪やすりが発売されています。
「音が大きい」、「カートリッジを交換しないといけない」などのデメリットもありますが、簡単・上手にネイルケアができるのは魅力的ですよね。
ネイルファイルの「G(グリッド)」とは?
ネイルファイルに記載されている「G(グリッド)」は、やすりの目の粗さを表す単位です。数字が小さいほうが目が粗く、数字が大きいほど目が細かくなります。
各ファイルのグリッドの目安は、
- エメリーボード:180G~220Gぐらい
- アクリルファイル:150G~180G(人工爪のオフ時:80G~100Gぐらい)
- ソフトファイル:220G~280Gぐらい(ジェルネイルの下処理など150G~180G)
- シャイナー:グリッド数の表記がないものが多い
1.エメリーボード
180G~220Gぐらいがオススメです。主に爪の長さを整えるために使うので、あまり目の細かいものを選ぶと時間がかかってしまいます。
2.アクリルファイル
長さや形を整えるときは150G~180G、人工爪のオフ時には80G~100Gぐらいが使いやすいです。
3.ソフトファイル
爪の表面を整えるには220G~280Gぐらいの目の細かいものがオススメです。また、ジェルネイルの下処理やスカルプチャーの表面を削るには150G~180Gが適しています。
4.シャイナー
とても目の細かいファイルで、グリッド数の表記がないものが多いです。
これらはあくまでも目安なので、爪の薄いかたは目の細かいものを選ぶなど、ご自身の爪の状態にあわせて調節してくださいね。
ガラス製爪やすりと普通の爪やすり、使いかたの違いは?
ガラス製爪やすりは、普通の爪やすりよりもよく削れるため、削りすぎないよう注意が必要です。ガラス製爪やすりは、
- 角度は45度
- 一定方向に削る
- 力を入れない
上記の使いかたが基本です。また、裏表で目の粗さが違うものもあるので、取扱説明書をよく読んでから使うようにしましょう。
爪やすりを使う頻度は?
個人差はありますが、爪は1日に約0.1㎜伸びると言われています。そのため1〜2週間に1回はケアをするようにしましょう。
爪が伸びすぎると、何かに引っかかって割れてしまったり、折れやすくなったりするので、定期的に爪をケアする習慣をつけましょう。
キレイな爪を保つ5つのポイント
爪やすりを使うケア以外にも、爪をキレイに保つポイントはいくつかあります。
1.清潔にする
爪の間が汚れていると、キレイな爪とはいえないですよね。見た目の面だけではなく、爪の汚れから雑菌が繁殖してしまうのを防ぐためにも、手を洗う際は指先までていねいに洗うように心がけましょう。
また、キレイな爪にしておくことで、オイルやクリームの効果もUPします。
2.しっかり保湿して乾燥を防ぐ
爪が乾燥していると、割れやすくなってしまったり、縦に線が入ったりしてしまうこともあります。
手洗いや入浴後は、クリームなどでしっかり保湿するようにしましょう。
3.マッサージをする
マッサージをして血行をよくすることで、爪に栄養がいき届きやすくなります。クリームやオイルの成分も浸透しやすくなり、健康な爪になっていきます。
4.爪切りやニッパーを使わない
爪切りやニッパーで衝撃を与えてしまうと、二枚爪の原因になります。できれば爪やすりでケアをするようにしましょう。
5.爪の栄養素になるシリカ(ケイ素)を摂取する
シリカ(ケイ素)とは、体内で作ることができないミネラル成分です。
シリカ(ケイ素)はコラーゲンや、コラーゲンを支え、肌弾力をもたらすエラスチンをたばねる結着剤として活躍しているミネラルです。肌細胞の隙間を埋めるため保水力をUPさせて潤いを保ち、コラーゲンやケラチン生成サポートをしています。
- 爪:丈夫できれいな爪にする
- 肌:コラーゲンの再生と補強、潤いとハリのある肌を保つ
- 毛髪:頭皮をやわらかくする、毛根に栄養を届ける、艶とコシのある丈夫な髪を作る
- 歯:エナメル質を強化、虫歯を予防
シリカは0歳を100%とすると、30代~60代で半分以下に減ってしまいます。体内で作ることができないミネラルであるため、食事から補う必要があり、現代人はシリカがかなり不足しています。
まとめ
あなたが普段おこなっているネイルケアの方法と比べていかがでしたか?
爪やすりは間違った方法で使ってしまうと、爪を傷めてしまう可能性があるので、気をつけなければいけませんね。
普段自分ではネイルケアをおこなわないかたでも、贈り物や海外のおみやげで、ネイルケアグッズをいただく機会があるのではないでしょうか。
私も、海外のおみやげで素敵な爪やすりやネイルオイルをいただいたことがありますが、使いかたがわからず、結局使わずじまいだった記憶があります。
あなたも記事を参考にして、セルフケアで美しい爪を保ってください。
画像引用:ジェイエステティック※1