トイレの黄ばみ取りに挑み続ける主婦の物語……長年の戦いに終止符を!
せっかくトイレ掃除をしても、頑固な黄ばみがなかなかとれない……。
こまめに掃除をしているはずなのに、いつのまにかフチ裏についた黄ばみにびっくり! こんな経験ありませんか?
放っておくと、臭いの原因にもなってしまいます。
今回は、そんなガンコな黄ばみを落とす、3つの方法と、トイレ便座(プラスチック)の黄ばみ落としの方法。
さらに日常的につかえる、お手軽なお掃除方法から、ぜったいオススメの消臭方法まで紹介します!
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お伝えすること:目次
にっくきトイレの黄ばみの原因は「尿石」
尿石とは、尿に含まれているタンパク質が分解され、カルシウムなどが結晶化したものです。
フチ裏などに付着したまま放っておくと、どんどん蓄積され、固くなります。一度できてしまうと、そこに汚れが付着しやすくなってしまいます。そうなると、除去するのが大変になってしまいます。
便器の尿石の落としかた
- 尿石はアルカリ性なので、酸性で中和させます。そこで酸性の洗剤を使用します。
- 尿石の部分に、トイレットペーパーを敷きます。
- その上にサンポールなどの、酸性タイプの洗剤をたらし、しみこませます。
- そのまま30分から1時間ほど放置します。その後、トイレブラシでこすって黄ばみを落とします。
だいたいトイレの黄ばみは酸性タイプの洗剤で落とせます。
しかし、びくともしない“もっとガンコな尿石”もあります。
恐ろしく手ごわい黄ばみ取りには尿石除去剤を使用する
専門業者が使用する、尿石除去剤は劇物に指定されていることが多く、入手できません。
最近では成分配合を変え、劇物に指定されていないものが、一般に市販され簡単に手に入るようになりました。それでも取扱いには十分に注意してください!
これであなたのトイレもキレイになりましたね! えっまだ残っています? それでは最終手段をお伝えしましょう。
トイレの黄ばみ取りの最終手段!「物理的に削り取る」
洗剤で落ちない、厚くなった頑固な黄ばみは、「ケレン棒」や「サンドペーパー」を使用して削りとります。
画像:ケレン棒
ケレン棒で、厚い尿石汚れを削り取り、その後サンドペーパーできれいに汚れを落とします。
注:この方法は、便器に傷をつける恐れがあるので気をつけましょう!
掃除をするときの注意点
- ゴム手袋、マスクを使用しましょう
- 換気をしながらおこないましょう
- 酸性の洗剤も、尿石除去剤も、『まぜるな危険』等の注意書きがあります。有害なガスが発生して危険なので、注意書きをよく読み、正しい方法で使用しましょう!
本当に危険ですよ。こんな事故もありました。
中学校の理科の実験中に、トイレ用の酸性洗剤と台所用の塩素系漂白剤を混ぜて1名の生徒が入院しました。
教諭がビーカーに入れたトイレ用酸性洗剤10~15ミリリットルに台所用の塩素系漂白剤を数滴混ぜ、教室内を持って回り、希望した生徒に臭いをかがせた。1日はかいだ生徒がいなかったが、2日は6人おり、うち女子生徒1人が直後からせき込むようになって区内の病院に救急車で搬送された。4日に退院した。
市教委に対し教諭は「混ぜるとぶくぶくと泡が出る。理科への関心を高めてほしかった」と話しているという。同校は6人の生徒と保護者に謝罪し、健康確認を行った。
毎日新聞トイレのプラスチック黄ばみ(便座)の落としかた
\黄ばんだプラスチック製品はこれからお伝えする方法でここまでキレイ/
画像引用:trashbox.homeip.net
トイレ便座(プラスチック製)の黄ばみが目立つ場合、プラスチックの劣化が1番の原因です。
- プラスチック樹脂そのものの劣化
- プラスチック樹脂の添加剤の変色
プラスチック製品をよく見ると、ABS樹脂と書いていませんか?
- Acrylnitrile (アクリルニトリル)
- Butadiene(ブタジエン)
- Styrene(スチレン)
ブジエタンという添加物が黄ばみの原因になります。
トイレは使用していないときは暗い場所になり、添加物は長時間暗い場所にあると、“暗所黄変”(あんしょおうへん)と言い便座の黄ばみの原因になります。
黄ばんだプラスチック製トイレ便座の落としかた
用意するもの
- ワイドハイター
- メラミンスポンジ
あると便利
- ラップ
- はけ
- 黄ばんだ便座にワイドハイターをはけで塗ります
- ラップでパックする
- 数時間放置
- ラップを外してワイドハイターが残らないように水で洗い流したり、拭き取ったりします
- 黄ばみが気になる部分があれば、メラミンスポンジでこすります
なぜ、ワイドハイターなのか
プラスチックの経年劣化の場合、
- 過酸化水素水
- 漂白活性化剤
- 紫外線
この3つが必要になります。
なんと、ワイドハイターには過酸化水素水、漂白活性化剤が含まれているのでプラスチックの黄ばみ落としに使えます。
もし、便座を取り外せるなら紫外線に当てたほうがより効果的! つけ置きしながら太陽に当てます。
お手軽なトイレの黄ばみ取りにはオススメの「重曹」「酢」「クエン酸」
厚くなり固まった尿石には、効果は薄いかもしれませんが、できたばかりの黄ばみに試してほしいのが「重曹」「酢」「クエン酸」です。
黄ばみ取りの方法
- 黄ばみに粉状の重曹をかけ、その後に酢をかけると泡が発生します。
- そのまま1時間ほど放置して、トイレブラシで擦ります。酢の代わりに、ホームセンターなどで売っている「クエン酸」を使用しても効果があります。
- 便器のフチ裏など、重曹をかけづらい部分には、トイレットペーパーを使用します。酢やクエン酸の水分で、うまくくっついてくれます。
酸性洗剤等にくらべ、体に優しく安全です!
主婦の強い味方「重曹」は消臭剤にも使えるよ
重曹の粉を、ビンなどの入れ物にいれ、トイレの室内に置いておくだけ。
消臭効果があります。香りが欲しいときは、粉にアロマオイルを2~3滴たらすと数日間は香ってくれます!
トイレにおすすめの精油
- レモングラス
- ラベンダー
- スペアミント
- オレンジピール
トイレにさわやかな香りをひろげてくれます。しかも、すべての精油には、殺菌作用があります!トイレの空間にぴったりです。
便器以外の汚れには
立って用をたす=汚れは便器だけではなく、まわりに飛び散ることも。
便器だけではなく、まわりも忘れず、きれいにお掃除しましょう!
便座・フタなど
便器は陶器ですが、便座やフタ部分はプラスチックでできているので、酸性洗剤はおすすめしません。
傷めてしまう恐れがあります。
市販のトイレクイックルや、雑巾で拭きとったりするのがよいでしょうが、トイレマジックリンなどの洗剤を使用するときは、便器の酸性洗剤の掃除とは別におこないましょう。
注:混ざってしまうと、有害ガスが発生し危険です。
壁紙には
便座・フタ同様に、クイックルやぞうきんもいいですが、プラス「クエン酸」も使えます。
クエン酸は、壁にしみこんだ、尿のアンモニア臭を消してくれます。そして、尿石も分解してくれます!
まとめ
なかなか取れない、頑固な尿石汚れになる前に、こまめにお掃除をするよう心がけましょう。
酸性洗剤や、尿石除去剤は、使用に注意が必要です。また、削り取る方法も、傷をつけないよう十分に注意しなければなりません。
できるだけ使用しなくても済むように、「とにかくこまめにお掃除をしましょう。」と思いながら、わたしもよく知らないうちにできた黄ばみを発見します。
重曹+アロマオイルは本当におすすめです!
香りが無くなったころ、また1滴たらすと香りが復活します。お試しください!
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