秋うつの症状とは?4つの特徴と解消法
やっと、暑い夏が終わって、「ホッ」とひと息ついて気分も上がるはずなのに、こんな事ありませんか?
- 暑さが落ち着いたころからなんとなくダルい・疲れを感じる。
- ごはんが美味しいと感じなくなった。
- 寝ても寝ても寝足りない。
- 色々な事に興味関心が無くなる。
- 仕事をするのがダルい。行きたいくない。
- 起床時の疲れがハンパない。
- このままの人生なんて・・と思ってしまう。
- 秋うつはSAD(季節性障害)の一つです
- なぜ、秋にうつが起こるのか?原因は季節の特性にあり
- 秋うつの特徴的な4つの症状
- うつ病は脳内物質の分泌異常
- 秋うつの改善法には太陽の光
- 適度に乳製品・肉を食べる
- 病院での秋うつ治療
- 秋うつと診断されても実は違っているかもしれません
- 速攻で改善したい人向け、国内で初めて科学的効果を発見した方法
お伝えすること:目次
秋うつはSAD(季節性障害)の一つ
季節の変わり目は気候の変化も大きく、心身には大きなストレスになります。
とくに秋は暑い夏が終わって、爽やかな風が吹いてきます。この時期は日照時間が夏に比べると減少してきます。
気温も朝晩と日中の気温差が大きく体への負担が増えていきます。
このような季節によってうつ症状があらわれるものを、季節性うつと呼び、季節性障害:SeasonalAffectiveDisorder(SAD)とも呼ばれます。
秋うつが改善されないままだと、冬季うつといわれる状態になります。
なぜ、秋にうつが起こるのか?原因は季節の特性にあり
夏の暑さも落ち着いて、1番気候の良い季節なのにどうして「秋うつ」になってしまうのでしょうか?
日照時間が短くなる
夏に比べるとどんどん暗くなってしまい、夕方の5時、6時だと真っ暗になってきます。
こうなると日光を浴びる時間が少なくなります。
セロトニンという物質は日光を浴びることで増えます。
睡眠サイクルの安定や、気持ちに関係する物質なので秋はセロトニンが減少してしまい、秋うつになりやすくなります。
朝晩の温度差が大きくなる
秋になると、昼間は半袖でも大丈夫なのに、夜や明け方は寒さを体感してきます。
急激な温度差は自律神経を見出します。交感神経(緊張)、副交感神経(リラックス)のコントロールをしているのが自律神経です。
気温差によって食欲や体調にも関係する自律神経が乱れてしまい、秋うつになりやすくなります。
秋うつの特徴は?
- 一過性で精神的な問題があるわけでは無く、通常のうつ病とは違う。
- 秋や冬に気分が落ちていく。女性の方が多い。
- 原因としては、日照時間の減少の可能性が指摘されています。
秋うつの特徴的な4つの症状
食べても食べ足りない
通常のうつ病の場合、不眠や食欲不振の症状がでます。しかし、秋うつの症状は、過食してしまいます。
とくに、甘いものや炭水化物を食べたくなるのが特徴です。急激な体重増加が気になりますね。
気分が落ちる
ゆううつ感は通常のうつ病でもみられますね。気分が落ちてしまい、やる気や決断力の低下によって動くのがおっくうになります。
疲労感
とくに残業や運動をしたわけでも無いのに疲労感があります。やはり動くのがおっくうになります。
日中に強烈な眠気
眠気に襲われるて、うとうとしてしまい夜は眠れなくなり昼夜逆転の生活になってしまいます。
しっかり寝ているのに眠くて仕方ない場合もあります。
うつ病は脳内物質の分泌異常
うつ病はまだまだ社会の理解が少ないです。
- 「精神的に弱いから」
- 「ただ怠けているだけ」
- 「生活がだらけているから」
そんな事を言う人がまだまだ多いのが現状です。
最新の研究では、脳内の伝達物質(セロトニンなど)の分泌に異常が出ていると考えられるようになりました。
投薬治療も可能になっています。
秋うつの場合、まだまだ認知度が低いので、症状が出ている人には辛いですよね。
秋うつの改善法には太陽の光
日照時間の減少が秋うつの原因として疑わしいので、やはり太陽の光を浴びるのが重要です。
セロトニンの減少が脳の活動を低下させてしまい、うつにつながると考えられています。
メラトニン分泌のバランスが崩れ、体内時計が狂ってしまう。
メラトニンとは脳内でセロトニンが変化したものです。
睡眠不足解消法でもお伝えしていますが、とくに朝起きてから4時間以内に5分間で構わないのでしっかり光を浴びることが大切です。
詳しくはこちらから⇒ 睡眠不足解消法は1日3回たった5分でOK!やる気スイッチもこれでオン
厚いカーテンで閉じたままだったり、暗い状態で寝ていると体内時計がズレます。
外に出るのがおっくうなら太陽の光を室内に取り込む工夫をしましょう。
太陽を浴びると、じょうぶな骨を作るのに必要なビタミンDも吸収できます。
画像引用先:国立研究開発法人国立環境研究所
ビタミンD生成に必要な日光照射時間は、環境省で
- 1日1回、日向で約15分、日陰で約30分
- 両手の甲
- 平均的な食事の摂取
という条件になっています。
地域によって変わるので、ブラっと町内を一周するくらいは外出したいですね。
適度に乳製品・肉を食べる
セロトニンの生成に必要とされるトリプトファンを含む食材や、各種ビタミンの摂取がオススメです。チーズや、肉、またレバーなどに多く含まれています。
病院での秋うつ治療
太陽を浴びたり、食事を考えて摂取していても中には改善しない方もいるでしょう。そういう方は一度専門医に相談することをオススメします。
病院などでは、秋うつをはじめとする季節性うつ病の治療には「光療法」をおこなっています。
秋うつ治療におこなわれる「高照度光療法(光療法)とは2,000~3,500lux程度の高い照度の人工の光を1日1~2時間浴びます。または1万luxの人工光を約30分、毎日浴びる治療法です。
太陽の光とおなじくセロトニンの生成を促す作用があります。
秋うつと診断されても実は違っているかもしれません
教えてgooという悩み解決サイトがあります。ここに秋うつに悩む男性の方からの質問がありました。
44歳の男性です。
秋鬱が酷くて、なかなか身体が動けません(>_<)『秋うつ』をネットで検索したところ、陽を浴びるのが良いと知ったのですが、せっかくの休日でも、夜まで寝てしまい外に行くことがかなり辛いです。
仕事だと思えば、動くしかないのですが、せめて、朝日をちょっとでも浴びに行けるような、何か良い方法はありませんか!?
因みに、アミノ酸のサプリメントは買ってきてみたのですが・・・、仕事のストレスで精神もちょっとおかしくなってまして、しかも未だ独身で彼女もいなく(情けない)、それにプラスして秋鬱のせいか、数ヵ月前と比べると気力が全く出ない状態です。
それに対する回答がこういうものでした。
回復の早道は、身体を温めることです。
うつの方はほぼ全員の方が、深部に冷えをお持ちです。
人間の体は深部を温めると血流がよくなり、脳にも酸素、血液、栄養が行き渡ります。
それによって心の問題だと思っていたものが、実は冷えからくる問題だということが実感出来ると思います。理想の体温は36・5度以上です。
もし、35度代の体温だった場合、がん細胞がもっとも活発に働くため、将来うつだけでなくガンにかかるリスクも伴います。
現在2人に1人がガンを宣告されています。
うつだけでなく、他の病気もひっぱってくるので、体温を上げることをまず、最初に行ってください。温泉治療も良いと思います。体が芯から温まることによりあらゆる不調が軽減されていくからです。
これは物理療法の世界になります。物理療法は副作用がなく、根本治療ができるため、誰にでも確実に効果がでます。
そして半年から1年かけて、徐々にお薬をやめていけます。スポンサーリンク
心理療法はその方に合っていれば効果が発揮されます。
薬物療法はますます薬の量が増えるだけです。体の深部を温めるためには、お散歩などの有酸素運動です。1日に5000歩以上です。
でも、うつを発症すると、外出ができなくなる方も多いため家の中でできることに限られますよね。友人も10年のうつで、多いときは1日100錠の薬を飲んでいました。
病院を転々と変え、その度に出される薬をまじめに飲んでいたため、量はどんどん増えていきました。
当然朝は起きれないので、会社は午後出勤し、深く眠れていないので一日中、だる重が続いていました。彼女は勇気をもって物理療法の家庭用治療器を購入し、自宅で寝ながら治しました。
安くないですが命の投資だったと言ってました。今は薬は飲んでいません。朝から出勤しています。夜は良く眠れるそうです。顔が変わりました。元気です。
知らない人がみたら、1日100錠飲んでいたうつ病だったなんて、全然わかりません。半年くらいで普通に出勤できる状態になりました。
1年くらいでお薬を飲まなくてよい状態まで回復しました。早いです。
秋うつの症状の方すべてに当てはまるとは言えません。しかし、うつ症状の方は基礎代謝も低下しており【冷え】が強い人が多いです。
不眠症の方も深部体温がズレてしまい、起きる時間に1番体温が低くなり、起きられない状態になります。
参考記事:睡眠不足解消法は1日3回たった5分でOK!やる気スイッチもこれでオン、睡眠サイクルがズレていると感じる方はぜひご覧ください。
図をみていただくとわかりますが、6時ころに起きる人の場合、体温がズレているので起きられません。
もし夏場に最低限の太陽の光を浴びてなかったとすると、秋から体が冷えてしまい、四六時中ダルさを感じる事があるでしょう。
外出がおっくうならお風呂にゆっくり入るだけでも違ってくるでしょう。
東洋医学でうつ病を治療する
うつ病の治療は何も薬や心理療法だけではありません。東洋医学の鍼灸や漢方薬でも治療が可能です。
表は鍼灸治療のうつ病の症例です。
症例 | |
---|---|
主 訴 | 抑うつ状態になって1カ月。まったく眠れず,人を罵りものを壊す。 |
経 過 | 成績不良から精神的に落ち込み,集中できず,荒れてきた。イライラ・話しが意味不明・ものを投げる。両親を殴る。罵る。 |
診 察 | 両眼うつろ・凝視・話しは錯乱・薄ち着きがない。 舌診:舌質紅絳・舌苔黄燥 脈診:弦大滑数 |
診 断 | 中医病名:癲狂 西医病名:統合失調症・思春期精神病 |
弁 証 | 痰火擾神 |
治 法 | 清心降火・安神定志 |
取 穴 | 大椎・人中・鳩尾・神門・行間・内関・労宮・湧泉・豊隆・太衝 |
※舌診:舌質紅絳・舌苔黄燥:舌での診断で舌の色がかなり赤く、黄色く乾燥した苔が多い。→熱の症状としてとらえます。
※脈診:弦大滑数:手首の脈で診断します。弦大滑数→弦のように硬く、どくどく早い脈。熱やストレスとしてとらえます。
この症例だと頭など上位に上がった熱を抜き取り下に降ろす。
うつ病と言っても、個人によって治療法や取穴が変わるのですべての人には当てはまりません。個人に合わせて治療ができるのが東洋医学の特徴です。
監修:杉並区あんさんぶる治療院
まとめ
秋うつのチェックリスト
- 暑さが落ち着いたころからなんとなくダルい・疲れを感じる。
- ごはんが美味しいと感じなくなった。
- 寝ても寝ても寝足りない。
- 色々な事に興味関心が無くなる。
- 仕事をするのがダルい。行きたいくない。
- 起床時の疲れがハンパない。
- このままの人生なんて・・と思ってしまう。
秋うつはSAD(季節性障害)の一つです。
季節の変わり目は気候の変化も大きく、心身には大きなストレスになります。
秋うつの特徴は、
- 一過性で精神的な問題があるわけでは無く、通常のうつ病とは違う。
- 秋や冬に気分が落ちていく。女性の方が多い。
- 原因としては、日照時間の減少の可能性が指摘されています。
秋うつの特徴的な4つの症状は、
- 食べても食べ足りない
- 気分が落ちる
- 疲労感
- 日中に強烈な眠気
秋うつの改善法には太陽の光を浴びる。
日照時間の減少が秋うつの原因として疑わしいので、やはり太陽の光を浴びるのが重要です。
適度に乳製品・肉を食べる。
セロトニンの生成に必要とされるトリプトファンを含む食材や、各種ビタミンの摂取がオススメです。チーズや、肉、またレバーなどに多く含まれています。
病院での秋うつ治療について、
秋うつをはじめとする季節性うつ病の治療には「光療法」をおこなっています。
秋うつと診断されても実は違っているかもしれません。
うつ症状の方は基礎代謝も低下しており【冷え】が強い人が多いです。
不眠症の方も深部体温がズレてしまい、起きる時間に1番体温が低くなり、起きられない状態になります。
いかがでしたか?秋うつに限らずうつ症状の方は、睡眠のメカニズムが狂います。だとすれば睡眠の質を上げる事も秋うつ改善に繋がるのではないでしょうか?
本文中に何度か参考記事として紹介しましたが、睡眠不足解消法は1日3回たった5分でOK!やる気スイッチもこれでオン
この記事はぜひ、読んでもらうと理解がさらに深まりますよ。
国内で初めて科学的効果を発見した方法
睡眠不足は本当に仕事や家事に影響が出てきますよね。
かといって、精神科や心療内科を受診するのはちょっと抵抗がありますよね。
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