見た目年齢を左右する、目の下のたるみ。
40代に入ったころから、目の下のたるみが気になりだした私……。急に老けこんだようにも見え、鏡を見るたびに落ちこみました。
そんな目の下のたるみも、ケアしだいで取ることができるのです。
今回は、目の下のたるみの原因から、たるみを取る方法や予防法までお伝えします。
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目の下がたるむふたつの原因
- 加齢による原因
- むくみによる原因
が、考えられます。
1.加齢による原因
「加齢とともに、目の下のたるみが気になりだした……」1番多い原因です。
加齢による真皮の変化
お肌のハリや弾力性は、真皮の中にあるコラーゲンやヒアルロン酸によって保たれています。
加齢とともに、これらを生み出す繊維芽細胞(せんいがさいぼう)がおとろえたり、数自体が少なくなったりして、コラーゲンやヒアルロン酸の量が減少。
これによって、目の下のハリがなくなり、たるんでしまうのです。
加齢による眼輪筋や靭帯のおとろえ
加齢によって、目の周囲にある眼輪筋や眼球を支える靭帯がおとろえてくると、眼球が下がっていきます。その結果、眼球の下にある眼窩脂肪が前に押し出されます。
これが、目の下のたるみになるのです。
2.むくみによる原因
むくみの原因は、細胞の外にある間質液の流れがとどこおって、皮膚の下の組織にたまってしまうことです。老廃物が排出されずにたまっていき、目の下のたるみにつながります。
間質液は、リンパ管に入ってリンパ液となり、体中をめぐっています。では、リンパの流れがとどこおってしまう原因とは?
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると、血液中の水分が血管の外にしみ出してしまい間質液が増えます。すると、通常の代謝では処理しきれなくなり、体内に老廃物がたまります。これがむくみです。
水分の摂りすぎ
夜間に水分を多く摂りすぎると、リンパ液(間質液)の量が増え、リンパ液の代謝が悪くなって老廃物が排出されづらくなり、むくみの原因となります。
運動不足
長時間同じ姿勢でいると、筋肉が硬くなります。すると、筋肉の動きによって運ばれているリンパ液が流れにくくなって、むくみの原因となります。
ほかにも、睡眠不足・疲労・ストレス・冷えなどによってもリンパの流れがとどこおりやすくなり、むくみにつながります。
出典:ドクターシーラボ顔のたるみ研究所
目の下のたるみを取る方法
ツボを押す
顔のむくみ解消に効果的なツボをふたつご紹介しましょう。
- 耳門(じもん)
- 翳風(えいふう)
それぞれのツボを3秒間痛気持ちいい程度に指圧します。3秒間かけて指をはなします。5回ずつおこないます。
美白やリフトアップにも効果があります。
出典:Nikkei woman online
スキンケア
紫外線対策をしっかりしましょう。紫外線を浴びすぎると、真皮にあるコラーゲンが破壊され、お肌のハリや弾力性がなくなってたるみにつながります。
※コラーゲンは、真皮の中で組織の屋台骨のようなはたらきをしてお肌のハリや弾力性を保っています。
日焼け止めや帽子、日傘など毎日の紫外線対策が大事です。
表情筋を鍛える(顔ヨガ)
表情筋は、目・鼻・口などを動かす筋肉です。この筋肉を鍛えることで、老廃物を流してむくみを解消し、目の下のたるみ解消にも効果があります。
また、血行をよくすることによって、くすみのないハリのあるお肌も期待できるのです。
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目の下を強くする
まぶしい目をするように、下まぶたを引き上げるだけです。まずは10回、慣れたら30回やってみましょう。
音声なし
頬を高くする
頬を高く上げると、目の下のたるみが押し上げられます。頬が痛くなるまで続けるのがポイント。
上の歯茎を出すようにして、頬を高く上げ、筋肉が痛くなるまでキープします。次に、ほうれい線を5秒間伸ばします。
音声なし
おでこを強く押す
おでこの筋肉を鍛えて、顔の上部を引き上げます。目の下のたるみだけでなく、上まぶたのたるみにも効果があります。
2本の指を額にしっかり当てます。指を動かさないようにして、眉毛の上げ下げを10回します。次に、眉毛をあげたまま、10秒キープします。
音声なし
マッサージをする
顔を直接マッサージするやりかたは、かえって皮膚のたるみにつながるので注意が必要です。ここでは、NHKの「ためしてガッテン」で紹介された、顔に触れないリンパマッサージをご紹介します。
- 鎖骨のくぼみに手のひらを密着させ、ゆっくり3回まわします。次に、首の側面に手を当て、リンパを下に流すようなイメージで、3回まわします。
- 人差し指と中指で耳をはさみ、耳の前後にあるリンパ節を刺激するようにゆっくりと3回まわします。さらに、耳から鎖骨のくぼみまでなでるように手を滑らせます。
出典:ためしてガッテン(2015年11月20日放送)
目の下のたるみを予防するには
加齢が原因の場合、保湿をすることが予防への第一歩!
保湿は、目の下のたるみ予防にも重要です。目元の乾燥もたるみの原因のひとつです。十分な保湿で、目元を乾燥から守ることが大事です。
むくみによる原因の予防法としては、
- 塩分や水分の摂りすぎに注意する
- 適度な運動をする
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスをためない
- 体を冷やさない
- カリウムを多くとる
などがあげられます。この中で、睡眠をしっかりとることがむくみ解消にはたらくということは意外でした。
睡眠不足の体は、酸素の供給が追いつかず、二酸化炭素が蓄積されやすい状態です。私たちの体は、血液量を増やしてこれを解消しようとするため、むくみやすくなるのです。
睡眠をしっかりとることは、むくみの予防にもつながるのですね。
また、水分代謝を促してくれるカリウムを多く含んだ食品を取るのもよいでしょう。
カリウムを多く含む食品には
- じゃがいも
- さつまいも
- ほうれん草
- バナナ
- 小豆
- きのこ類
などがあります。
このような食品を、毎日の食事に取り入れることも大切ですね。
出典:ドクターシーラボ顔のたるみ研究所
病院での治療
病院での治療には、いろいろな方法があります。
針で熱を与え、脂肪を蒸散させる方法
目の下に極細の針を刺して、脂肪に直接熱を与えることで、眼窩脂肪を蒸散させる方法です。費用はクリニックにより異なりますが、東京イセアクリニック銀座院では1回\98000で、1〜3回の施術を標準としているようです。「切りたくない」というかたにおすすめの方法です。
目の下の脂肪除去手術(下眼瞼脱脂(経結膜法))
目の下の粘膜を切開し、脂肪を取り除きます。下まぶたの裏を切開するので傷跡が表に出ないことが特徴です。費用は東京イセアクリニック銀座院では\270000です。「切ってもいいから、確実に直したい」というかたにおすすめです。
出典:東京イセアクリニック
ヒアルロン酸を注入する
目の下の皮膚がゆるんでたるみが生じている場合には、その部分にヒアルロン酸を注入する方法があります。費用は、イデリアスキンクリニック代官山では\50000〜。
出典:イデリアスキンクリニック
レーザー照射
皮膚がハリ不足でたるんでいる場合には、レーザー照射によってコラーゲンの産生を促したるみを改善する方法があります。レーザー治療は、大きな痛みがなく傷跡もできないため、現在主流になりつつある治療法です。
出典:イデリアスキンクリニック
まとめ
目の下がたるむ原因が
- 加齢による原因は、筋肉の低下や肌の弾力性の低下。
- むくみによる原因は、塩分過多や運動不足がありました。
目の下のたるみを取る方法として、表情筋を鍛えたり、マッサージ、スキンケアが必要です。
予防に関しては、保湿でお肌を整えることと、塩分などの食事面と睡眠が重要でした。簡単にできる顔ヨガなどもぜひ試してください!
当たり前のようなことですが、やっぱり重要なんですね。
重要なひとつに、美容液があります。
そこで有名なプラセンタと、最近話題の卵殻膜。いったいどう違うのかお伝えします。どちらも使うとマイナス5歳肌は確実です!
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出典:ドクターシーラボ顔のたるみ研究所
出典:Nikkei woman online
出典:東京イセアクリニック
出典:イデリアスキンクリニック
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