母乳のために水分補給を1日1.5リットル!ポカリなら◯◯して水分不足を補おう
「授乳中はしっかり水分をとってください」ってよく言われますよね。
しかし、母乳で育児中のママには、自分の時間なんてほとんどありません。食事もお風呂も、トイレだって赤ちゃんのことを気にしながら大急ぎで済ませてしまわないといけません。もちろん、ゆっくりお茶を飲んでいる暇なんてありません。
でも、母乳のことを考えると、水分不足はよくありせん。そこで、水分がおっぱいになぜ必要なのか、1日どのくらいの水分が必要なのかご紹介します。
お伝えすること:目次
母乳の水分補給量はどのくらい?
母乳の9割ほどは、水分でできています。
そして、赤ちゃんの1日に必要な母乳の量は、700~1000mlです。
完全母乳で育てた場合、母親に必要な水分量は、
通常消費される水分量(約2000㎖)+母乳量(約900㎖)で1日に3ℓ近くになります。
食事でとれる水分が1ℓと、体内で作られる水分が500㎖程度あります。だから、1.5ℓの水分補給が毎日必要になる計算になりますね。
出典:姫野病院からのお知らせ
しかし、水分補給が必要といっても、1度に大量に飲むのもよくありません。内臓に負担がかかってしまいます。
でも、こまめな水分補給って、子育て中はなかなか難しいですよね。
そんなときは、1日分の飲みものをポットなどに入れてそばに置いておくとよいでしょう。飲みたいときに少しずつ飲むことができます。
また、食事のメニューを、スープやお味噌汁など水分の多い料理にするのもオススメです。
母乳の質をチェックしよう
母乳で育つ赤ちゃんにとって、栄養たっぷりのよいおっぱいとはどのような母乳なのでしょうか?
- 薄白色
- サラサラした触感
- ほのかな甘みのあるさっぱりした味
- 無臭
母乳は血液から作られます。血液は食事により作られます。
ですから、質のよい母乳を作るには、ママの食事がとても重要になります。
では、血液を作るために必要な栄養素をご紹介します。
- たんぱく質……大豆・卵・赤身のお肉・小魚
- ビタミン……大根・人参・レンコン
- ミネラル……ワカメなどの海藻類
しかし、血液を作るのに必要な栄養素でもそればかり食べるなど、かたよった食事ではよい母乳は作れません。バランスのよい食事をとるように心がけてください。
母乳中は水分をたくさんとると頻尿になる?
赤ちゃんを出産後は骨盤周りの筋肉が緩み頻尿になりやすい状態ですので、水分のとりかたにより頻尿になる恐れあります。
1度に大量の水分を摂取すると、体内へ吸収されず尿として排出されるためトイレの回数が多くなってしまうのです。
しかし、頻尿になるからと水分補給を控えると、母乳が出にくくなる原因になります。
しっかり水分補給をしつつ、なおかつ頻尿にならず母乳を出すことができる方法は「少量をこまめに飲む」ことです。1度に飲む量を少なくし、回数を増やすように心がけてください。
また、冷たい飲みものはお腹を冷やし、トイレの回数を増やしてしまいます。常温か温かい飲みものでの水分補給をオススメします。
母乳は赤ちゃんの水分補給になる?
母乳は赤ちゃんの水分補給になります。
母乳は完全食品なので、ほかのもので水分を補う必要はありません。離乳食をはじめる6カ月くらいまでは母乳だけで大丈夫です。
しかし、母乳がしっかりあげられないときや、夏場など大量に汗をかいたときなどは注意が必要です。
赤ちゃんは大人よりも脱水症状を起こしやすいので、そのような場合はベビー麦茶や白湯などで水分補給するようにしてください。
私も、完全母乳で5カ月くらいまでは湯冷ましも母乳をあげていましたが、スクスク育ってくれましたよ。
母乳の水分補給にポカリは飲んでもよいの?
ポカリスエットは体液に近いイオンバランス飲料なので、体内に浸透しやすく水分補給には最適なので飲んでも問題ありません。
しかし、気を付けたほうがよいこともあります。
- 大量に飲まない
- 冷たいまま飲まない
ポカリスエットには糖分も含まれていますので、大量に飲むとカロリーが高くなってしまいます。そこで、少しでもカロリーをおさえるオススメの飲みかたは、水とポカリを1:1で割って飲む! です。
最初は少し薄く感じるかもしれませんが、なれてくると美味しいですよ。
水で割るのが面倒なあなたには、同じポカリスエットでもイオンウォーターがよいでしょう。イオンウォーターはポカリスエットよりカロリーが低いのでオススメです。
また、ポカリスエットを飲むときは常温で飲むように心がけてください。冷たい飲みものは身体を冷やし、血行を悪くしてしまいます。血行が悪くなると、母乳の出も悪くなってしまいます。また急激にお腹かが冷えると、トイレも近くなってしまいますので注意してください。
母乳中は水分不足で便秘になりやすい
授乳中は母体の水分が失われてしまうので、水分補給をせず水分が不足してしまうと便が固くなり便秘になってしまいます。
また、子供の世話でトイレにいくタイミングがずれてしまったり、睡眠不足や育児のストレスで身体に負担がかかることも便秘の原因になります。
便秘が続き、硬くなった便を排出していると痔になってしまうおそれがあります。
しっかり水分をとることが1番大切ですが、それ以外にも便秘解消法があります。
- 食物繊維の多いものを食べる(キノコ類・海藻類・モロヘイヤ)
- 腸内環境を整えるものを食べる(オリーブオイル・アボカド・はちみつ・ヨーグルト)
- 軽い運動(ストレッチなど)をする
- 下腹部をマッサージする
母乳で育児をしていると薬を飲むことに抵抗を感じてしまいますが、どうしても出ないときは我慢せずに薬を飲んでください。しかし、市販の薬ではなく病院で処方された薬のほうが安心ですので、かかりつけの医師に相談してください。
その他の水分不足の症状
水分不足は母乳の出が悪くなり便秘になるだけではなく、脱水症状になる危険性もあります。
脱水症状になると出る症状は
- めまい
- 倦怠感
- 関節痛
- 吐き気
- 唇や皮膚の乾燥
- 頭痛
- 食欲不振
脱水症状を甘く見てはいけません。ひどい場合は、病院に緊急搬送されるなんてこともあります。ママが病気になって倒れてしまうと、赤ちゃんのお世話もできなくなってしまいます。
赤ちゃんのためにも、ママの体のこともしっかりケアしてください。
まとめ
母乳育児中の水分補給についてご紹介しました。
- 母乳の水分補給はどのくらい? 1日5ℓ程度の水分補給が必要です。
- 母乳の質をチェックしよう
- 薄白色
- サラサラした触感
- ほのかな甘みのあるさっぱりした味
- 無臭
よい母乳を作るためにもバランスのよい食事を心がけてください
- 母乳中は水分をたくさんとると頻尿になる? 1度にたくさんの量を摂取すると頻尿になりやすくなります。
- 母乳は赤ちゃんの水分補給になる? なります。母乳がしっかり飲めているならほかの水分を飲まさなくても大丈夫です。
- 母乳の水分補給にポカリは飲んでいい? 飲んでもよいです。しかし、飲みかたには気を付けたほうがよいでしょう。
- 母乳中は水分不足で便秘になりやすい はい、なりやすいです。そのためこまめな水分補給をオススメします。
- その他の水分不足の症状 脱水症状になる場合があります。
育児中は忙しくてなかなか水分補給の時間もとれないですが、ママの水分補給は赤ちゃんのためにもなります。こまめに水分補給をして、赤ちゃんと楽しい育児生活をお過ごしください。