液体ミルクはいつから販売?【Q&A付き】安全性や4つの購入先を紹介
お湯で溶かすなどの調理を必要とせず、常温のまま赤ちゃんに飲ませてあげることができる液体ミルク。熊本地震のさいに、フィンランドから救援物資として届けられ大きな話題になりましたよね。
とても便利に思えるのですが、日本では見かけることがないので安全面などわからないことも多々あります。
そんな液体ミルクについての疑問についてご紹介します。
お伝えすること:目次
液体ミルクの解禁はいつから?
国内の販売は2018年8月8日から解禁になりました。
しかし、企業が液体ミルクを商品化するまでに品質試験などクリアする課題が多く、製造販売できるようになるまでにはさまざまな承認や許可が必要になるため、市販されるのは1年以上先になります。
厚生労働省が乳児用液体ミルク製造の規格基準をまとめたことにより、省令 (乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)が改正され国内生産が可能になったのです。
また、消費者庁も「乳児用液体ミルク」を「特別用途食品」として許可する基準を新設し、製造・販売ができるようになりました。
省令の改正案は、「生乳や牛乳などを原料にして製造した食品を加工、乳幼児に必要な栄養素を加え液体にしたもの」という「調製液状乳」が新たに追加されました。
東京都の小池知事も液体ミルクの使用を推奨されており、東京都と大手スーパーイオンで災害時に液体ミルクを海外から調達・配布する協定を締結されました。
参考:東京都都政情報
早期の商品化が実現してほしいものです。
液体ミルクの販売先
では、液体ミルクは日本のどこで買うことができるのでしょうか?
- Amazon
- 楽天
- Yahooショッピング
- naturacart(ナチュラカート)
- ドイツポーター(個人輸入代行)
- コストコ
1.Amazonなど通信販売
Amazon
現在取り扱いが中止となっています
楽天市場
シラミック・Enfamil(エンファミル)商品を各種類取り扱っています。
ニップル取り付けタイプ
シラミック 乳児用液体ミルク乳糖不耐症6本セット 3980円+送料1500円
哺乳瓶移し替えタイプ
シラミック 新生児用液体ミルク 3480円+送料1500円
そのほかにも、月齢に応じた液体ミルクをたくさん取り扱っています。
Yahooショッピング
アプタミル商品を各種取り扱っています。
ニップル取り付けタイプ
アプタミル 乳幼児用液体ミルク 200ml×8 6800円
Yahoo!ショッピング>>【8個セット】Aptamil(アプタミル) 乳児用 液体ミルク200ml【6~12カ月の赤ちゃん】
哺乳瓶移し替えタイプ
アプタミル 液体ミルク 1歳から 200ml×8 6800円
Yahoo!ショッピング>>アプタミル 液体ミルク 1歳から
そのほかにも、月齢に応じた液体ミルクをたくさん取り扱っています。
2.Naturacart(ナチュラルカート)
アプタミル商品を各種取り扱っています。
粉ミルク
アプタミル 0~6カ月 800g 5249円
ニップル取り付けタイプ
アプタミル 液体ミルク PREHAアレルギー用 90ml×4 3380円 (日本未発売)
哺乳瓶移し替えタイプ
アプタミル 液体ミルク 1~2歳用 200ml×4 3004円 (日本未発売)
そのほかにも、月例にも応じた液体ミルクを日本未発売の商品も数多く取り扱っています。
くわしくはこちら>>naturacart
3.ドイツポーター(個人輸入代行)
HIPP(ヒップ)液体ミルク・アプタミル商品を各種取り扱っています。
粉ミルク
ヒップ ステップ 0カ月から 600g 2990円
ニップル取り付けタイプ
ヒップ オーガニック PRE 液体ミルク 0~6カ月 200ml×2 1580円
哺乳瓶移し替えタイプ
ヒップ オーガニック 液体ミルク 0~6カ月 200ml×2 1550円
そのほかにも、月齢に応じた液体ミルクをたくさん取り扱っています。
くわしくこちら>>ドイツポーター
ベビザラスもオンラインショップで販売されていますが、海外のサイトのみ取り扱いがあり英語での取引になります。
4.コストコ
日本のコストコでは、販売されておりません。現在液体ミルクを日本で購入できるのは、通販しかありません。
今後、液体ミルクの製品化が進み市販されるようになり、ドラッグストアなどで手軽に購入できるようになる日が待ち遠しいですね。
液体ミルクの販売メーカー
Aptamil(アプタミル)
ドイツのメーカーで、世界中でもっとも使用され多くの国の助産師に推薦されている液体ミルクです。赤ちゃんの脳や神経、視力発達に役立つLCPや食物繊維も豊富に含まれています。
Similac(シミラック)
アメリカのメーカーで、アメリカ国内の産婦人科でもっとも使用されている液体ミルクです。オーガニックタイプなど、種類が豊富に生産されています。里田まいさんがブログで紹介されていたのも、シミラックの液体ミルクで日本でも入手しやすくなっています。
SMA(エスエムエー)
イギリスのメーカーで、品質と栄養にこだわり製造されているので、お母さんも安心して使用できます。
Cow&Gate(カウアンドゲート)
イギリスのメーカーで、ヨーロッパの厳しい食品安全基準に合格した液体ミルクです。食欲旺盛な赤ちゃん向けの液体ミルクです。
日本のメーカーは?
現在、液体ミルクの製造している日本のメーカーはありません。
明治や江崎グリコなどは液体ミルクの開発に前向きのようですが、商品化に向けてはさまざまな課題も多く販売時期は未定とされています。
液体ミルクのデメリット
液体ミルクを使用するにあたって、デメリットもあります。
コストが高い
粉ミルクと比較してみると、液体ミルクは2倍近くコストがかかります。輸入での購入となるので送料がかかり高額になってしまいます。乳首とセットになっているものなどは、さらに高額になります。
変色
賞味期限が1年ほどあるため、だんだんと茶色く変色していきます。味や品質は劣化しませんが、赤ちゃんが飲むものなので見た目が変わると不安になってしまいますね。
沈殿物の発生
ミネラル分などの成分が沈殿し、飲み口に詰まってしまうことがあります。
日本未使用の添加物が使われているものがある
「亜セレン酸ナトリウム」という、日本では使用されていない添加物が使われている液体ミルクがあります。海外では普通に使用されているので害はないと思いますが、添加物が気になるママには不安要素ですね。
しかし、メリットもたくさんあります。
液体ミルクのメリット
男性の育児参加
液体ミルクは使いかたが非常に簡単です。哺乳瓶にそそぐか乳首を直接つけるだけで、赤ちゃんに飲ませてあげることができます。
粉ミルクのようにお湯を沸騰させたり人肌温度に冷ませたりなどの作業がないので、粉ミルクをつくるのに不安のあるパパにも安心してまかせることができます。
授乳場所を選ばない
外出時、授乳室を探すのが大変ですよね。しかし、液体ミルクはお湯の必要もなければ、人目を気にすることもありません。
赤ちゃんが欲しがるときに、場所を選ばず飲ませてあげることができます。その後は、持ちかえって洗う必要もなく、ごみ箱に捨てておしまいです。
災害時に役立つ
災害時には断水してしまったりお湯が沸かせなかったりと、粉ミルクではミルクをつくれないこともあります。液体ミルクは水の必要がなくそのまま飲めるので、災害時でも安心してミルクをあげることができます。
海外では粉ミルクと同様に液体ミルクが使われています。「だから大丈夫」ではなく、デメリットとメリットの両方をきちんと把握して、安心して液体ミルクを使いたいですね。
液体ミルクのQ&A
液体ミルクについてご紹介しました。
Q:液体ミルクの解禁はいつから
A:2018年8月8日解禁になりました。しかし、市販されるのは数年後になる予定です。
Q:液体ミルクの販売方法
A:現在は、通信販売のみの販売になっています。
- コストコ
- 楽天
- Yahooショッピング
- naturacart(ナチュラカート)
- ドイツポーター(個人輸入代行)
などで購入できます。
Q:液体ミルクの販売メーカーは
- Aptamil(アプタミル)
- Similac(シミラック)
- SMA(エスエムエー)
- Cow&Gate(カウアンドゲート)
などがあります。
Q:日本のメーカーは
A:現在製造している日本のメーカーはありません。
Q:液体ミルクのデメリット
- コストが高い
- 変色
- 沈殿物の発生
- 日本未使用の添加物が使われているものがある
などがあげられます。
毎日大変な育児を、少しでも楽にできる液体ミルク。現在は、高額な輸入品のみの取り扱いになっています。1日も早く日本のメーカーで製造され、安心安全で安く購入できようになるといいですね。