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ケイ素とは【美しさの素】厚労省も認めた髪や爪に必要な美容成分を徹底解説

近、美容や健康によいとされるケイ素(シリカ)の人気が高まっています。

厚生労働省は、食品衛生法第十一条第三項の規定により人の健康を損なうおそれがない物質のひとつとしてケイ素を認めています。

ですが、実際にケイ素とはどのような働きをしてくれるのでしょうか?

ケイ素とは何か、どのような効果があるのかくわしく解説していきます。

ケイ素とは

ケイ素は太古から存在している元素で地球上では酸素の次に多いとされています。自然界に存在しているケイ素は地殻中に多く含まれています。

出典:weblio辞書※1

英語ではSilicone(シリコン)と表記され、半導体部品などにも多く使われています。

ケイ素そのものが単体で存在することは少なく、酸素と結合し二酸化ケイ素となり、ガラス質のケイ酸とよばれる結晶となります。

ケイ素とシリカは同じように扱われますが、厳密には違うものです。

  • ケイ素(Si)
  • シリカ(SiO2)

シリカは、ケイ素と酸素の結合した二酸化ケイ素とよばれる物質です。

しかし、一般的には同じものと考えても問題ありません。

ケイ酸はシリカともよばれ、脱酸素剤にはシリカが主に使用されています。

エージレス脱酸素剤 S-100 100個

ケイ酸の中に含まれるケイ素の量が多いほど透明度が増し、純度99%以上のものが水晶とよばれています。

人工 (溶錬) 水晶玉 110mm

ケイ素の種類は鉱物由来と植物由来の2種類

ケイ素の構成過程の違いで、ケイ素の中で種類が存在します。

注意しておきたいのは、ケイ素の種類によって体に害となる場合があることです。

植物由来

スギナ(植物性シリカ)

ケイ素を多く含む植物(米のもみ殻など)を燃焼して抽出される水溶性ケイ素です。サプリメント等で販売されているケイ素は植物由来のものが主となっています。ただ、成分がハッキリと表示されていないこともあるので、安全表示が明確な商品を購入するようにしましょう。

食品や水に含まれているケイ素も当然水溶性ケイ素です。

植物由来のケイ素で有名なものが画像で紹介している「スギナ」です。

鉱物由来

石英

自然界のケイ素は、元々が植物プランクトンや藻類が化石になった過程で形成されていきます。地殻中に多く含まれているのもそうした過程が理由になっています。

水晶の物質となる石英(せきえい)とよばれる鉱物は、結晶化したケイ素が元となっています。

これを結晶性ケイ素といいます。

鉱物由来の結晶性ケイ素は体内に入ることで発ガン性の可能性があるとされています。

鉱物由来でも、非結晶の水溶性ケイ素には発ガン性などの危険はありません。

参考: 厚生労働省※2
参考:日本産業衛生学会※3

人の体とケイ素の関係

必須栄養素

人が健康に生きていくために必要不可欠な栄養素のことを必須栄養素といい、

ビタミン18種

脂溶性

  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

水溶性

  • ビタミンC
  • ビタミンB
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • パンテトン酸
  • ナイアシン
  • 葉酸
  • ビオチン
ミネラル20種
  • 亜鉛
  • イオウ
  • 塩素
  • カリウム
  • カルシウム
  • クロム
  • ケイ素
  • コバルト
  • 臭素
  • セレン
  • ナトリウム
  • フッ素
  • ホウ素
  • マグネシウム
  • マンガン
  • モリブデン
  • ヨウ素
  • リン
アミノ酸8種
  • メチオニン
  • フェニールアラニン
  • リジン
  • トリプトファン
  • イソロイシン
  • ロイシン
  • バリン
  • スレオニン

計46種があります。

必須栄養素のほとんどは体内で生成することができないため、食事やサプリメントで摂取する必要があります。

ケイ素も必須栄養素に含まれるミネラル類のひとつです。

そのため、食事やサプリメントからケイ素を摂取しましょう。

骨粗しょう症を予防

カルシウムと一緒に摂取することで骨を強くし、骨粗しょう症を予防します。

皮膚や爪、髪の健康を保つ
ケイ素には人体の結合組織の中にあるコラーゲンを強くし、皮膚や爪、髪の健康を保つ役割があります。 
抗酸化作用の働き
他にも、抗酸化作用の働きがあります。これにより血液中の細胞の酸化を抑制し、動脈硬化などの血流障害を予防します。 
老化の原因

体内のケイ素が不足すると、爪が割れやすくなる、髪が抜けやすくなる、肌がたるむなどの影響があります。体内で生成される栄養素ではないため、年齢を重ねていくにつれケイ素不足は深刻になっていきます。

「老けた」といわれる見た目の現象には、ケイ素不足が大きな理由になっていることは間違いありません。

 

ケイ素が含まれる食品

健康維持のためにもケイ素は積極的に摂り入れたい栄養素です。

毎日の食事で摂取することは理想的といえるでしょう。

特に含有量の多い食品が穀類になります。中でも「からす麦」は100gあたりの含有量が600mgと非常に豊富です。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、オーツ麦ともよばれオートミールやグラノーラの主原料になっています。

毎日のご飯を雑穀米に変えてみると効率よく穀類を摂取することができます。

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からす麦を使ったクッキーなども人気がありますね。

 

野菜では、ジャガイモに多く含まれています。

1年を通して手に入りやすい食材で、食卓にも馴染みが深いです。

調理法も豊富なので、摂取しやすい食材ですね!

他に、赤カブにもケイ素が多く含まれています。これからの時期、赤カブやジャガイモを使ったスープなどで摂取すれば身体も温まってよいですね。

海藻類では、あお海苔やひじきに多く含まれています。

毎日の食卓に海苔を用意しておくと自然と摂取する量も増えるのでオススメです。

食品100gにあたりのケイ素含有量一覧

穀類

  • キビ…500
  • 小麦…160
  • トウモロコシ…20
  • 玄米…5
  • 精白米…0.5

野菜類

  • ジャガイモ…200
  • アスパラガス…18
  • 赤かぶ…21

魚介・海藻類

  • あお海苔…62
  • ひじき…10
  • 乾燥わかめ…7
  • あさり…2

※:単位mg

引用:ウーマンエキサイト※4

効率よくケイ素を摂取するには

食事サラダ

ケイ素の摂取は食事からが基本です。しかし、毎日きっちり3食バランスよくというスタイルはなかなか難しいものです。食事以外の方法で補うことで効率よくケイ素を摂取していきましょう。

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ケイ素水

水は私達の生命に欠かせないものです。美容のために毎日積極的に水を飲むようにしている人も多いでしょう。

水道水にもケイ素は含まれていますが、ケイ素水と表記されるミネラルウォーターは通常の7~9倍のケイ素が含まれています。毎日ケイ素水を飲むようにすることで、効率よくケイ素を摂取することができます。

また、美人の湯などといわれるアルカリ性温泉にはケイ素が多く含まれています。本当なら毎日温泉にいれればよいですが、なかなか難しいですよね。自宅のお風呂でも水溶性ケイ素をいれることで、温泉に入ったときのような美肌効果があるとされています。

こんな入浴剤もあります>残留塩素を除去できるケイ素配合の入浴剤

 

アルカリ温泉の効能って?ph順の人気温泉ランキングとお肌がスベスベになる泉質は

 

サプリメント

食事以外でケイ素を摂取する方法として、手軽で効率がよいといえるのはサプリメントでしょう。ドラッグストアや通販でもたくさんのケイ素サプリメントが販売されています。

ただ、ケイ素の含有量がわずかなものやケイ素の成分が不明なものもあるので、よくチェックして選ぶようにしてください。

化粧品

美容効果の高いケイ素は、体内に摂取するだけでなく、肌に使用することでよりその効果を得ることができます。

肌の老化原因となる、シワやたるみ、シミの予防にはケイ素が多く含まれた化粧水を使うことをオススメします。

普段使っている化粧水に水溶性ケイ素をいれるだけで、ケイ素化粧水を作ることが可能です。もちろん、ケイ素化粧水として販売されている化粧品もあります。

価格や効率を考えて、自分が使いやすいものを選びましょう。

こういう化粧品セットがあります>宮崎県の霧島山麓のケイ素水をふんだんに含んだ30代からのお試し基礎化粧品セット『プラチナVCスターターセット』

 

 ケイ素の安全性

副作用

ケイ素には結晶性のものと水溶性のものがあります。

結晶性ケイ素は体内に入ることで発がん性物質となる可能性があるとされています。 

食事やサプリメントで摂取するケイ素は水溶性ケイ素なので、問題はありません。 

水溶性ケイ素は、体内で一定量を超えると尿と一緒に排出されるので、大量摂取による害などもありません。

医薬品GLP基準安全性試験でも毒性がない成分であると認められています。

参考:日本珪素医科学学会※5

好転反応

ケイ素を摂取することで副作用はありませんが、体調が整っていく過程で、頭痛やめまい、倦怠感や関節痛のような症状が出ることがあります。

これは好転反応といって、体内の毒素を外に出そうとしているときに起こる身体の変化です。一時的な反応なので、しばらくするとおさまっていきます。

好転反応が出ているときは、身体がキレイになっているのだと思っておさまるのを待ちましょう。

いつまでも美と健康を保てるように

人は誰でも歳をとりますが、現代ではアンチエイジングにおけるさまざまな美容、健康法が存在しています。ケイ素もそのうちのひとつです。

ケイ素の種類は鉱物由来と植物由来の2種類があり、植物由来のケイ素がサプリメント等で販売されています。

食品以外にも、ミネラルウォーターやサプリメント、化粧品など美容に関する商品にたくさんケイ素が含まれています。

厚生労働省も食品衛生法(昭和二十二年法律第二百三十三号)第十一条第三項の規定に基づき、人の健康を損なうおそれがない物質のひとつとしてケイ素は認められています。

アンチエイジングを追求するあまり、徹底的に色んな方法を実践する人もいますが、何事も無理なくコツコツが1番です。

毎日の生活の中で、少し意識して摂りいれていくだけでも、10年後、20年後には大きな結果となってくれます。

自分にとって最適な方法で、美と健康を保っていけるようにしましょう。

もし、あなたの爪が割れたり、薄かったりするならケイ素が不足しているかもしれません。こちらの記事が参考になります。原因について知っておけば、失敗しない女爪作りができます。

くわしくはこちら>>爪が割れるし薄いあなたに【原因と症状別対処法】キレイな爪にはケイ素がいい

爪が割れるし薄いあなたに【原因と症状別対処法】キレイな爪にはケイ素がいい

 

 

 

 

 

 

 

出典:weblio辞書※1
参考: 厚生労働省※2
参考:日本産業衛生学会※3
引用:ウーマンエキサイト※4
参考:日本珪素医科学学会※5

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