どうしても体調が悪いときや、時間がないときはイライラして怒ってしまいますよね。
夜、子供のねがおをみながら「今日も怒ってしまった……」と反省することもあるかもしれません。
子供への叱りかたとほめかたのコツがわかれば、イライラせず子育てをすることができます。
上手にほめれば子供は自信を持ち、上手に叱れば考える子供に育ちます。
今回は、子供の上手なほめかたや叱りかた、そのときに気を付けたいこと、10代の反抗期と上手くつきあうオススメの方法を紹介します。
子供を上手にほめる方法とは
子供の上手なほめかたは、簡単な言葉でタイミングよくほめることです。
- 「自分でくつをはけた」
- 「お友達におもちゃをかしてあげられた」
大人からみればあたりまえのことでも、「すごいね!」「やさしいね!」「がんばったね!」とほめてあげるようにします。
子供はほめられると喜び、ものごとを前向きに考えるようになります。
時間がたってからではなく、そのときすぐ声をかけましょう。兄弟やお友達と比較せず、その子ががんばった過程を認めてあげることが大切です。
ほめられると子供は伸びる!
ほめられると、子供は認めてもらえたことに喜びを感じます。
自己肯定感が高まり、どんどん自身がついていきます。
自己肯定感とは“自分は大切な存在だと感じる心”のことです。
内閣府が発表した自己肯定感の調査だと、満13歳から29歳の自己肯定感は7カ国中最低でした。
画像引用:内閣府 平成26年版 子ども・若者白書
高校生の生活と意識に関する調査における国際比較をみても自己肯定感の低さが目立ちます。
画像引用先:首相官邸、日本の子供たちの自己肯定感が低い現状について(文部科学省提出資料)
自己肯定感が高まると、勉強や運動に大きな変化があらわれてきます。
ただ、気を付けておかないといけないことは、“結果だけをほめない”ということです。
運動や勉強でよい結果がでたときは、子供が努力した過程も含めてほめてあげてください。
結果をほめると、“結果だけを重視する”ようになってしまいます。
努力をほめてあげると、“何事にも努力する人”に成長していきます。
子供がうれしく感じるほめかた
子供がうれしく感じるほめかたとはどんなものでしょうか?
例えば、ママ友から「○○ちゃんすごいね!」と自分の子供をほめられたとき「そんなことないのよ。この子、いつもは全然いうことをきかないのよ」とけんそんしてしまうことがあります。
これを、
と自分のことは否定しつつ、子供のことは肯定するいいかたにかえてみてはどうでしょう? 大好きなママからこんなふうにほめられると、子供はうれしく、よりいっそう自信をもつようになりますよ。
子供を上手に叱る方法
子供を叱るとき、あなたの家庭では誰が子供を叱っていますか?
ママが子供を叱って、パパが子供のみかたをするというのは、一般的におかしく聞こえます。
“子供を叱る”役割は、パパとママのどちらがしても大丈夫です。
大切なのは、2人で恐怖をあたえて叱らないこと。
子供の逃げ道がなくなってしまいます。
家の中ではママ、外出先では社会性のあるパパが叱るなど役割を決めておくようにしましょう。
叱るとき、やってはいけないこと
体調が悪いときは、つい子供に対しても感情的になってしまいがちです。
多くのママが「月経前にイライラして感情的になってしまう。」と語っています。
これは、女性ホルモンのバランスの乱れによるもので、一般的にとても多いことです。
子供はどんなときでも、素直に受け止めてしまいます。
自分の感情にまかせて、子供を否定したり突き放したりすることはさけたいものです。
理由のないイライラを感じたときは、冷静になって自分の体調やその理由を考えてみましょう。
叱ることと怒ることは違う
叱ることと、怒ることの違いがわかれば、子供への対応もかわってきます。
怒ることは、感情的になること。それに対し、叱ることは“しつける”ということです。
そのため、“怒る”ことより、ダメなことを教えるための“叱る”という行為が子育て期には大切です。
“叱る”ことによって、なにを子供に教えたいのか明確にすることが大切です。
反抗期におススメの子育て術
10歳ごろになってくると、上手にほめたり叱ったりしようとしても、“反抗して聞いてくれない”ということがあります。
そんな時は、わかりやすく書かれた育児書を子供に読ませてみてはどうでしょう。
以前、12歳の反抗期の息子にマンガの育児書をわたしてみたところ、「これ、いつもお母さんが言っていることだね!」と笑いながらあっという間に読み終わってしまいました。
息子が読んでいたのは、『子育てハッピーアドバイス』です。
シリーズになっていて、幼児期~10代まであります。日常がマンガで書かれていておもしろいですよ。
そして、
と言いました。
育児書は、大人だけでなく子供にもわかりやすく共感できるものです。
反抗期のときは、正面からだけではなく、角度をかえて子供と接してみることをオススメします。
こちらもオススメですよ。
まとめ
子供は、自分の行動をほめられることで自信をもって成長していきます。
上手なほめかたは、簡単な言葉でタイミングよくほめましょう。
兄弟やお友達と比較せず、その子ががんばった過程を認めてあげることが大切です。ほめられると、子供は認めてもらえたことに喜びを感じますよ。
そうすると、日本人は低いと言われている自己肯定感が高まり、どんどん自身がついていきます。
また、ダメなことはダメと叱ってしつけることで社会のルールを覚えていきます。感情的にならず、1人の大人として成長していく子供を見守ってあげましょう。
コメント