アラフォーになると気になるひとつがお肌の状態ですよね。
あなたもこんな悩みがありませんか?
- 肌の乾燥がひどく、目尻の小ジワが深くなった
- 顔のシミが急に増えた
- 肌がゴワゴワ、眉間にもたくさんの小ジワ
- お化粧では隠せない手の甲・背中のシミ
- 消えないニキビが気になる
- 夏のダメージが年々気になる
ひとつでも該当するなら漢方薬があなたの悩みを改善しますよ。
ポーラ文化研究所の発表で「肌をキレイにしたい」、「肌荒れ改善」、「ニキビを防ぐ」など、多くの女性はあなたと同じ悩みを抱えているとわかりました。
引用:ポーラ文化研究所※1
最近の漢方薬は苦くないように工夫されたものもあります。
今回は、漢方がはじめてのあなたでも飲める漢方薬も紹介します。
漢方薬とは
漢方薬といえば中国生まれで、今や日本で根付いた医療のひとつです。
植物、動物、鉱物からできた生薬(しょうやく)を組み合わせて作られたものが漢方薬です。
この生薬をうまく組み合わせるとあなたの悩みであるシミや小ジワ、肌荒れを改善してくれます。
NTTアドがおこなった調査だと、40歳以上の女性5人中4人が、「実年齢より若く見られたい」と回答。さらに、5人に2人は「実年齢よりマイナス5歳以上若くみられたい」と回答しています。
若さを取り戻すのには体質から改善する漢方薬がピッタリですよ。
クラシエ薬品の調査だと、75%の人がすでに漢方薬を経験しています。(※20歳~69歳の男女 560名)
毎日飲んでいる | 7.7% |
ときどき飲む | 14.8% |
飲んだことがある | 36.3% |
以前は飲んでいたが今は飲んでいない | 16.3% |
飲んだことがない | 25% |
引用:クラシエ薬品※2
漢方薬が効く理由(メリット・デメリット)
メリット1:体質改善ができる
東洋医学には「未病」という考えがあります。西洋薬の場合、病気になってから飲みますよね。しかし、漢方薬は病気になる前から対応可能です。
だから肌トラブルや体力低下を事前に防げます。
メリット2:妊娠中や授乳中でも飲めるものがある
すべての漢方薬ではありませんが可能です。乳腺炎に葛根湯(かっこんとう)が治療薬として使われる場合があります。
しかし、便秘薬に大黄(だいおう)という生薬があります。大黄の成分が母乳に含まれると赤ちゃんが下痢するおそれがあるので注意が必要です。
メリット3:ひとつの漢方で様々な症状に対応できる
東洋医学の考えは病名ではなく、症状にあわせて処方します。
「異病同治」(いびょうどうち)……耳鳴りや腰痛を同じ漢方薬で治療する。
「同病異治」(どうびょういち)……耳鳴りだとしても体質によっては違う漢方薬を使用します。
メリット4:副作用のリスクが低い
漢方薬も医薬品です。効果もあるし、場合によっては副作用もあります。しかし、西洋薬と比べるとリスクは低いとされています。
サプリメントの場合、基本的に副作用はありませんが、効果も中途半端な場合があります。
デメリット1:即効性が低い
症状や体質によっては即効性もちゃんとあります。頓服で飲む漢方薬もあります。
一般的に漢方薬は、体質改善に使用するので3週間や1か月くらいから変化を感じてきます。
- シミや肌荒れ改善には一緒にビタミンCやE、Bを摂取する。
- 美白のためにはLシステインもメラニンの生成を抑制するので効果的。
- さらに1分1秒でも早く改善したいならクリームなどで外側からのケアも加える
デメリット3:とにかく「苦い」・「まずい」
漢方薬はほとんどの女性が「苦い」、「まずい」と思っています。私もそう思います。病院でも処方される漢方薬もありますが、やっぱり「苦い」し、「まずい」です。
しかし、最近の漢方薬はコーティングしていて苦くない商品もあります。次は肌トラブルに効能効果がある漢方薬を紹介します。
シミそばかす小ジワに効能効果のある漢方薬
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 温経湯(うんけいとう)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 加味逍遥散(かみしょうようさん)
肌荒れニキビに効能効果のある漢方薬
- 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
- 桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうよくいにん)
- 加味逍遥散(かみしょうようさん)
- 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
- 消風散(しょうふうさん)
- 当帰飲子(とうきいんし)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷え症に効能効果がある漢方薬
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 温経湯(うんけいとう)
肩こりに効能効果がある漢方薬
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
肉体疲労に効能効果がある漢方薬
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
漢方薬は生薬(草根木皮)からできています
私たちの悩みで多いのが、「シミ、そばかす、小ジワ、肌荒れ、ニキビ、冷え症、肩こり、肉体疲労」だと思います。
さきほど紹介した漢方薬の生薬を調べると、
- 当帰(トウキ)
- 蒼朮(ソウジュツ)
- 茯苓(ブクリョウ)
- 人参(ニンジン)
- 芍薬(シャクヤク)
- 沢瀉(タクシャ)
- 半夏(ハンゲ)
などが重複して配合されています。
美肌に重要な生薬といえますね。生薬単体の効能効果をみてみましょう。
当帰(トウキ)
血の循環を活性化する作用を持ちます。
蒼朮(ソウジュツ)
水分代謝を盛んにして、健胃整腸、利尿、発汗作用を持ちます。
茯苓(ブクリョウ)
利尿作用を高めて、ミネラル類(Na、K、Clなど)の排出量が増加します。滋養、鎮静、血糖降下などに効果があります。
人参(ニンジン)
体を温め、新陳代謝を促す。胃の衰弱を改善。
芍薬(シャクヤク)
筋肉の痙攣を緩和、血管の働き活発にする。
沢瀉(タクシャ)
水分代謝を調整し不要な水分を排泄する。
半夏(ハンゲ)
体を温め、停滞しているものを動かして発散させる。
出典:タケダ健康サイト※3 漢方から健康まで製薬会社タケダのサイト。
漢方薬は体質があわないとダメ! あなたの体質チェック!
チェックリスト1:虚証(虚弱)タイプか実証(体力充実)タイプがわかります
質問 | 点数 |
比較的体力がある | 2 |
寝汗をかきやすい | -2 |
意欲、気力が充実し、積極性がある | 2 |
胃腸が丈夫である | 2 |
夏バテしやすく冬は風邪をひきやすい | -2 |
顔色がよく、皮膚につやがある | 2 |
冷たい物を食べると下痢しやすい | -2 |
お腹に弾力があり、骨格ががっちりしている | 2 |
食が細く、食べるのが遅い | -2 |
月経初期に痛みが強く、血塊が出たり経血量が多い | -2 |
出典:タケダ健康サイト※3
- 0点以下:虚証タイプ
- 2~6点:中間証タイプ
- 8点以上:実証タイプ
実証、中間証、虚証タイプでわけた漢方薬処方
実証タイプ | 中間証タイプ | 虚証タイプ |
桂枝茯苓丸 | 加味逍遥散 | 当帰芍薬散 |
清上防風湯 | 十味敗毒湯 | 温経湯 |
柴胡加竜骨牡蛎湯 | 桂枝茯苓丸料加薏苡仁 | 当帰飲子 |
黄連解毒湯 | 荊芥連翹湯 | 補中益気湯 |
消風散 |
チェックリスト2:「気」「血」「水」タイプをチェック!
※□をタップすると、チェックを入れることができます。
気虚タイプ(エネルギー不足)
気滞タイプ(気のめぐりが悪い)
血虚タイプ(血が少なく血の質が悪い)
瘀血(おけつ)タイプ(滞った悪い血が多い)
水タイプ(痰湿、水が停滞して流れない)
出典:ベイサイドクリニック※4 神奈川県 横浜市 西区にある 漢方科 外来 糖尿病科 内科【ベイサイドクリニック】
←←スマホだと左右にスクロールします→→
気虚 | 気滞 | 血虚 | 瘀血 | 水 |
補中益気湯 | 柴胡加竜骨牡蛎湯 | 消風散 | 桂枝茯苓丸 | 清上防風湯 |
加味逍遥散 | 加味逍遥散 | 加味逍遥散 | 黄連解毒湯 | |
荊芥連翹湯 | 桂枝茯苓丸料加薏苡仁 | |||
当帰芍薬散 | 当帰芍薬散 | 消風散 | ||
温経湯 | 荊芥連翹湯 | 加味逍遥散 | ||
当帰飲子 | 当帰芍薬散 | 十味敗毒湯 |
漢方薬の正しい処方のしかたは「舌」「腹」「脈」「問診」で決めていくので参考程度にしてください。
若々しく潤いのある肌はアラフォーには取り戻せない?
シミがあるだけで確実に老けてみられます。シワがあれば……もっともっと老けてみられてしまいます。
お化粧でも、カバーはできますが、手の甲のシミや小ジワなどは限界があります。
女性はみんな年齢を重ねることで別の魅力もでると思いますが、やっぱり若くみられたいです。
私はアラフォーの独身ですが、いつまでも「若い」と思われたいです。
2年前にカゲで後輩から「オバサン」といわれていると知ってショックでした。
気合い入れてエステにも行ったこともありますが、通うのが大変だし、お金がかかって大変でした。だんだん将来のことを考えると貯蓄も必要ですしね。
だけど、何もしないままだと「中年女性」、「オバサン」と呼ばれるのがオチです。
あなたは「オバサン」っていう言葉に耐えられますか?
そこで知ったのが、「漢方薬」です。あなたと同じように漢方薬に興味を持って体質改善だけでなく、美容や美肌に効果があると知りました。
最後に
漢方薬には、肌荒れ、シワ、ニキビなどに効果効能があるとわかりました。
ただし、体質にあわせて飲むのがポイントです!
たくさんある漢方薬でもだいたい共通している生薬が、当帰(トウキ)、蒼朮(ソウジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、人参(ニンジン)、芍薬(シャクヤク)、沢瀉(タクシャ)、半夏(ハンゲ)でした。
引用:ポーラ文化研究所※1
引用:クラシエ薬品※2
出典:タケダ健康サイト※3
出典:ベイサイドクリニック※4
画像引用:@コスメ※5
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