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ラウレス硫酸na入りシャンプーは悪なのか?【厚労省発表】データに答えあり!

 2016/10/24 美容健康  
ラウレス硫酸タイトル

皮が脂っぽい女性や、逆に乾燥してフケのようになる場合、シャンプー選びは重要ですよね。

市販されているシャンプー選びの時に確認したい成分があります。

成分に「ラウレス硫酸」や、「ラウリル硫酸」という合成界面活性剤(ごうせいかいめんかっせいざい)の記載があるかどうかです。

ネット上だと「体によくない」、「経皮毒だ」、「髪を痛める」、色々な情報がありますが、そんなに悪いのでしょうか?
頭皮に合う合わないはありますが、本当のところはどうなのかお伝えします。

ラウリル硫酸、ラウレス硫酸は似たよう名称ですが、成分的には違いがあります

ラウリル硫酸Na=リルちゃん
ラウレス硫酸Na=レスちゃん

とでも呼びましょうか!?

  • リルちゃんは、地肌に浸透しやすく、ちょっとヤンチャです。
  • レスちゃんは、リルちゃんのいいとこを残しつつ、浸透しにくい成分です。

ラウリル硫酸・ラウレス硫酸は特に問題ありません!

しいて言うと、ラウリル硫酸の方が頭皮に悪影響が出やすい。

ラウレス硫酸

※ふたつを比べた場合の影響度です。普通地肌の人には影響ありません。

色々調べたり美容師さんに聞いた結果、私自身の感想は、「問題ありません」

3つの理由から、ラウリル硫酸・ラウレス硫酸は市販されている多くのシャンプーに配合されています。

  • 洗浄力
  • 原価の安さ
  • 泡立ちがいい

しかし、洗浄力が高いために、頭皮を乾燥させてかゆみの原因にもなります

 

敏感肌や乾燥肌の女性は使用する時に注意が必要

もしあなたや友達に敏感肌や乾燥肌の子がいるとき、温泉に行くと

  • 「なんか頭がかゆい」
  • 「謎の湿疹ができた」

そんな経験のある場合、疲れや寝不足ではなく、シャンプーがあわなかったのかもしれません。

ラウリル硫酸、ラウレス硫酸はそもそもどんな成分なのでしょうか?

最近では、ラウリル硫酸Naはだんだん使われなくなっています。

名称 ラウリル硫酸Na
一般名 ラウリル硫酸ナトリウム
効果・特性 非常に強い脱脂力を持つ高級アルコール系界面活性剤。ラウレス硫酸Naと同じく、洗浄力、泡立ちがよい。そのぶん刺激も強くなっている。結果として、地肌も乾燥しやすい。

シャンプーで使われる界面活性剤の中で、ラウリル硫酸Naが、「1番危険」と言われるのは、分子量がとても小さいので浸透しやすく一部で経皮毒になると書かれているためです。

経皮毒とは、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されること。
経皮毒が発がん性リスクを高くすると言われたりしますが、根拠は乏しいです。

 

1970年代に発癌性が指摘され厚生労働省によって精密な追試が行われたが発癌性は確認されていない。

東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に達している。

また、米国化粧品工業会も化粧品原料評価を行い発癌性を否定しており、インターネットやE-mailで流布される発癌性懸念の噂は虚偽であるとのカナダ健康省や米国癌学会の見解を紹介している。

さらに、2007年現在までIARCやNTPの発癌性リストに載ったことは無い。

科学的、医学的な根拠が示されていないにも関わらず、現在においても発癌性が盛んに主張される背景には、天然石鹸を販売する業者が市販の歯磨き粉や洗剤の中に含まれる危険な成分としてこの物質を紹介しているという事情がある。

例えば、情報センター出版局が発行する『危険度チェックブック』には発癌性・アレルギー性のある成分と記されている。

引用:Wikipedia※1

ラウレス硫酸naを動画で説明しています。(音声なし)

この動画だけ観ると、怖い成分だと感じます。

しかし、You Tubeの画面でみると、

You Tubeのラウレス硫酸

 

Yahoo!のシャンプーページ

業者さんのページにリンクされました。Wikipediaに書いてある通りですね。

 

名称 ラウレス硫酸Na
一般名 ラウレス硫酸ナトリウム
効果・特性 強い洗浄力を持つ高級アルコール系界面活性剤。
ラウリル硫酸Naの分子量よりかなり大きく浸透性は低い。
洗浄力・脱脂力の効果は高い。
その分、刺激も強くなっている。しかし、ラウリル硫酸Naの半分にも満たないものだと考えられます。
結果として、乾燥や、痒みが出やすい。

正式名称 「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na」

結論として、発がん性物質ではありません。しかし、洗浄力が2つとも強いです。それが地肌の乾燥になってしまいます。

2つの成分の違いは分子の大きさ(浸透のしやすさ)の違いです

ラウレス硫酸naは、昔「石油由来」だった事実。wikipediaにも書いてありましたが、70年代は石油から成分が作られていました。

これって危険な感じがしますよね。

しかし、現在はほぼすべての「ラウレス硫酸Na」はヤシ油由来になっています。

ヤシ油だとオーガニックな感じがします。なぜ、石油からヤシ油に変わったのかその理由は、

  • コストが安く抑えられるためです。
  • 技術の進歩が可能にしてくれました。

石油よりヤシ油のほうが確かに安いですよね。ラウレス硫酸Naは発がんのリスクはありません。だけど、地肌や髪にもやさしいのでしょうか?

ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naは洗浄力が強すぎる

洗浄力が強すぎるので、敏感肌や乾燥肌の人にはオススメできません。

なぜならば、シャンプーの成分としては汚れを落としすぎる成分だからです。

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脱脂力が強いので髪の保湿は失われ、肌もカサカサに乾燥して赤みや湿疹の原因にもなります。

他にも、「敏感肌」や「乾燥肌」の人は控えたほうがよい成分はあるのでしょうか?

 

敏感肌・乾燥肌の人が使用を控えたい成分「界面活性剤」

市販されているシャンプーのほとんどの成分の90%が、「水と界面活性剤」です。

界面活性剤とは、洗浄剤ともいわれます。シャンプーや洗剤にはかなり配合されている成分です。

ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naは界面活性剤の1つに含まれます。

界面活性剤は5つに分類できます

高級アルコール系界面活性剤

ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naが高級アルコール系界面活性剤になります。

成分を作る際に、硫酸が使われます。

硫酸は、とても強い酸性なので、皮膚や髪を傷めてしまいます。そのために敏感肌・乾燥肌の人は控えたほうがよいです。

同じラウレス系に、

  • ラウレス-4カルボン酸Na
  • ラウレス-4酢酸Na

というものがあります。

こちらは生産過程に酢を使っているので、硫酸よりかなり刺激は弱くなります。

アミノ酸系界面活性剤

アミノ酸系のシャンプーは最近多くなっていますよね。

髪の成分は90%がケラチンというたんぱく質です。このケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。

主な成分に、

  • ココイルグルタミン酸
  • ココイルアラニン
ココイル:ヤシ油から抽出した脂肪酸から作られています。
ココイルグルタミン酸とは、ヤシ油由来の脂肪酸とグルタミン酸で作られた界面活性剤です。

アミノ酸系は髪の成分に近いのでマイルドに洗い上げてくれます。

 

ベタイン系界面活性剤(両イオン性界面活性剤)

主な成分が、

  • ラウラミドプロピルベタイン
  • コカミドプロピルベタイン

ベタイン系は両イオン性の界面活性剤ともいいます。
イオンの性質が活かされている成分です。

水がアルカリ性の時⇒陰イオン
水が酸性の時⇒陽イオン
水中の酸性やアルカリ性を中和してくれます。

洗浄力が弱い成分に一緒に配合される場合が多く、界面活性剤の洗浄力を低下させないような効果が期待できます。

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刺激は、アミノ酸系よりさらにマイルドで、かなり肌が弱い人にはオススメです。

 

ノニオン界面活性剤(非イオン性界面活性剤)

主な成分は、

コカミドDEAが有名です。

洗浄効果は穏やかで、水の硬度に関係なく働きます。他の界面活性剤の補助的に配合される場合が多いです。

 

天然界面活性剤

主な成分は、

  • レシチン
  • サポニン

聞いたことあるあなたは、自然派志向ですね!

レシチンは卵黄、サポニンはにんじんやヘチマ、お茶に含まれています。

天然なので、刺激も少なくやさしい洗い上がりになります。
普通肌で気にならない人にはとくに気にしなくてもいいでしょう。自然派の人や、敏感肌・乾燥肌の人は天然の界面活性剤がいいでしょう。

天然界面活性剤
安価で作られているので、敏感肌や乾燥肌の人にはラウレス硫酸、ラウレル硫酸は刺激が強すぎます。

 

 

お肌トラブルに悩むならお医者さんやプロに相談しよう

頭皮のトラブルは何が原因かはっきりはわかりません。
今使っているシャンプーがあっているのかはわかりません。1番よいのは皮膚科を受診してシャンプーが合っているか相談してください。

シャンプーによって肌が傷んでいる場合もあるし、別の皮膚疾患かもしれません。

皮膚科に行ったことがなければ、いつも行っている美容師さんに相談してもいいでしょう。

だけど、高価なシャンプーをオススメされるかもしれません。

この記事を、SNSなどで保存しておけばオススメされたシャンプーがいいのかどうかわかるので安心です。

 

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naは、普通肌の人はとくに気にしなくてもよい成分です

ここまで危険性に注目されたのは、広告や宣伝のために流布されたのが原因です。

しかし、その危険性は極端な実験だったようです。

「確かに兎の目にSLS(ラウリル硫酸ナトリウム)を滴下し,その後心臓や脳,肝臓から検出されたのは事実である。しかし,第一に,検出されたのは極めて微量であった。第二に(SLS溶液は滴下後)96時間たってから洗い流された(時のデータでしかない)。」

これはどういう意味かと言いますと,つまり目の中にSLSを滴下して96時間もそのまま放置するなんて言う現実的ではない条件で行った実験をして,やっと極微量のSLSを検出することができたと言うことです。

引用:ぷろどおむ えあらいん※4

この96時間が長いと感じるか、短いと感じるかは個人差があるでしょう。
だけど、情報として知っておきたいですね。

 

最後に

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naは全員に悪いわけではなく、普通肌の人はあまり気にしなくて大丈夫です。

頭皮のかゆみや乾燥、フケが多い、頭皮が脂っぽいと悩みのある女性は無添加や天然成分がよいでしょう。

人の体には恒常性(こうじょうせい)といって、バランスを取ろうとする機能があります。もし、洗いすぎて頭皮の保湿が無くなれば脂をたくさん分泌します。

体によいことをしようと思ったら、シャンプーからのお湯も髪にはよくありません。そう考えるとキリがありません。

安心安全で髪に潤いとハリを与えて欲しいなら、スカルプケアシャンプーはオススメできます。

 

引用:Wikipedia※1
画像引用:富士フイルム※3
引用:ぷろどおむ えあらいん※4
画像、口コミ引用:@cosme

 

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