危険度NO.1の前置胎盤になったら仕事続ける?やめる?経験者が物申す
あの日、なにも知らない私は妊娠中でも職場に迷惑をかけたくない一心で働いていました……
妊娠中に「前置胎盤です」と診断されたとき、働いている女性がまず気にかけるのが仕事のことですよね。
家庭のことは、工夫次第でいくらでも手抜きはできます。
しかし、仕事となると話は別です。職場の仲間に迷惑をかけるのではないかと悩んでしまいます。
仕事をどうしたらよいのか?続ける?やめる?
実際に前置胎盤を乗り越えた私の経験をもとにアドバイスしますね!
お伝えすること:目次
前置胎盤になってしまったら……仕事は辞めるのがベスト!
ズバリ結論を言いますね。
前置胎盤と診断されたら、どんな仕事でも辞めることがベストです。
しかし、実際問題すぐに退職へ……ということは難しいものです。
パートタイムやアルバイト契約であっても仕事は仕事、そう簡単にやめることは自分自身も後味が悪く、職場にも迷惑をかけてしまいます。
正社員雇用だと、なお難しいものです。
抱えた仕事の引継ぎや、新規メンバーの募集など、手間もお金もかかります。
しかし、前置胎盤はすぐにやめた方がいいほど危険で恐ろしい病気なのを忘れないでください。
もしもタイムマシーンがあったならば、当時の私に辞めるべきだと伝えてあげたいです。
私は前置胎盤診断後も働いていました。
当時の私は個人クリニックで、医療事務のパートをしていました。
パートといってもフルタイム勤務でしたので午前の診察、お昼休憩、午後の診察と会社のOLよりも少しだけ拘束時間が長い勤務形態でした。
前置胎盤の診断がされたのが安定期ごろでした。
医師からは、
これは診察のたびに耳にタコができるほどいわれていたことです。
しかし、私は前置胎盤と診断されてからも2カ月ほど仕事を続けていました。
前置胎盤でも働けた3つ理由
前置胎盤だと診断されて、「すぐに仕事を止めるべきか」とつねに考えていました。
しかし、スタッフの人数も最小限で突然やめると言い出すと、大変な迷惑をかけてしまいます。
そのため、次の新規スタッフが決まるまではなんとか続けようと心に決めて働きました。
私が仕事を続けられたのには3つの理由があります。
1.職場内に産婦人科の専門医がいた
さきほど個人クリニック勤務と申しましたが、医師の中に産婦人科の専門医がつねにいました。
そのため、万が一のことがおきてもただちに処置をしてもらえます。
ただし、病院自体が産婦人科施設ではありません。今思い返すと賭けに近いものがありました。
2.職場のスタッフに医療の知識がある人ばかりだった
妊娠のみではなく、あらゆる症状の知識をかかえたスタッフばかりでした。
そのため、妊婦に対する理解もあり無理のない勤務内容に変更してもらったり、こまめに休憩をとらせてもらうことができました。
男性が多く働く職場だと、どうしても理解にとぼしく妊婦の辛さをわかってもらえないことも多いはずです。
3.お昼休憩が長時間あった
クリニックの勤務体制は午前の診察と、午後の診察の途中にお昼休憩が3時間ありました。
お昼休憩中は自宅に戻りゆっくりと休息がとれるため、心身ともにリフレッシュして働けました。
この3つの理由があったため、なんとか仕事を全うすることができました。
職場を退職した次の日から安静生活の開始
本格的にお腹が大きくなりだすと、前置胎盤の危険度も一気に増していきます。
前置胎盤さえなければ出産直前まで働きたいと思うほどのよい職場でした。非常に残念でしたが、赤ちゃんのためにも妊娠7カ月で退職を余儀なくされました。
そして医師からの安静指示の診断が伝えられました。
- 本来前置胎盤をかかえた人は安静にすごすことがベスト
- 安静にしていても出血する可能性は十分にある
少しでも出血のリスクを減らすためには大切なことでした。
安静とは、一日の大半を寝て過ごすことです。
外出はもってのほか、家事もおこなうべきではありません。
唯一動けるのがトイレ、食事、シャワーです。
それほど気をつけて生活しなくてはいけない状況だったのに、私は前日まで仕事をしていました。
車で通勤し、立ち上がったりしゃがんだり、今思い出しても、本当に恐ろしいです。
安静生活中に知った事実! 前置胎盤を甘くみすぎていた
私は仕事を退職してから、自宅安静を1ヶ月すごして、その後入院生活を送りました。
入院生活は本当につらく、不安な毎日でした。
くわしくはこちらから>前置胎盤の入院生活は?壮絶な3ヶ月の大部屋入院経験者がアドバイス!
元々忙しく動き回ることが好きだった私は、自宅安静が苦痛で苦痛でたまりませんでした。
そんな暇な毎日に唯一私ができること、それがネットサーフィンでした。
安静期間になって、はじめて前置胎盤の怖さを思い知ることになりました。
どのサイトをみても脅かすような情報ばかり。
そして体験者のブログを見ると不安は一気に増しました。
- 出血するとどうなるのか
- これから私の身にも起こりうるであろう、入院生活がどのようなものなのか
見れば見るほど怖い、けれども気になって調べてしまう。
一人ですごす日中が孤独と恐怖との闘いで、たびたび情緒不安定になっていました。
いろいろなサイトをみて学んだこと
前置胎盤を甘くみてはいけない! この一言につきます。
早産で赤ちゃんが少し早めに産まれてきてしまった……そんな次元の話ではありません。
一歩間違えれば母子ともに死にいたる可能性もあります。
首の皮一枚でつながっている。そんな状況だと心得てくださいね!
最後に
前置胎盤はもっともハイリスク出産だといっても過言ではありません。
繰り返しになりますが、出血がおこると赤ちゃんだけではなくママの命の保証もありません。
前置胎盤ともしも診断されたら、できることなら退職してください!
退職が難しい場合には、休職や産休を早めることができる職場もあります。
一度職場に相談してみることをオススメします。赤ちゃんを守ることができるのはママしかいませんよ!
入院生活は本当につらい毎日になります。もし、あなたが入院するなら雑誌アプリをスマホに入れておくととっても便利ですよ。
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