キッチンに必ずある砂糖。この砂糖でマッサージするだけで、美肌を手に入れることができるなんて驚きですよね。
シュガースクラブは、市販で売っているものを目にしたことがあるかたもいるかもしれません。だけど、おうちで簡単に作ることができます。
そこで今回は、そもそもシュガースクラブって何? という初心者のかたから、すぐにでも作りたいと思っているかたへシュガースクラブの効果や特徴、作りかたなどをご紹介します。
シュガースクラブの効果や特徴
砂糖は調味料として使われていますが、スキンケアのアイテムでもあります。
さらに医療現場では床ずれの薬に配合されるほど、実はお肌と相性がよいのです。
出典:アビサル・ジャパン 北海道産のお砂糖と野菜でつくったスキンケアメーカーのサイト。
では、お肌にどのような効果があるのでしょうか? 砂糖の3つの効果についてお伝えします。
- 保湿効果
- 化粧水の浸透力をよくする
- ニキビ改善効果
1. 保湿効果
砂糖は高い保水力があるので、保湿効果がバツグン! それは実際の試験でも証明されています。
砂糖コスメを製造販売しているアビサル・ジャパンでは下記のような試験をおこないました。
31~61歳の女性23人に、砂糖が主成分のスキンケアコスメを1日1回以上、入浴時に使用したときの左ひざの水分量の変化。使用前に比べて、開始1週間後、4週間後と水分量がアップ
引用:NIKKEI STYLE
乾燥が気になるあなたは、ぜひシュガースクラブをとりいれてください。
2. 化粧水の浸透力をよくする
砂糖には高い浸透力と吸水力があります。
そのため、シュガースクラブをおこなった後のお肌は浸透力が高まっています。普段の化粧水や乳液などが、より効率よくお肌に浸透して、いつもよりしっとりしたお肌を実感することができますよ。
3. ニキビ改善効果
砂糖には傷の治癒力があることから、ニキビを改善させる効果があります。
オイルコーティングした砂糖を顔にのせてマッサージするスキンケアを1カ月行ったところ、実施前(右)と比較してニキビ跡や色素沈着の跡も薄くなった。ニキビの原因菌とされるアクネ菌が砂糖スキンケア後は検出されなかったことから、殺菌効果も示唆された
引用:NIKKEI STYLE
砂糖は塩と違い傷口にしみることがないので、安心して使うことができますね。
冬は手がカサカサ乾燥している私が、シュガースクラブをしたところ、驚くほどスベスベになりました。さらに、夜寝る前にハンドクリームを塗っているのですが、いつもよりもちもちして嬉しくなりました。
シュガースクラブの作りかた(基本編)
お肌にやさしく、スベスベ、もちもちになるシュガースクラブ。お砂糖のほかに何が必要なのでしょうか?
それではさっそく、作りかたをご紹介します!
シュガースクラブに必要な材料
- 砂糖:大さじ1
- オイル(オーガニックオイルならなんでもOK):大さじ1
砂糖とオイルは1:1で作ります。
この量でだいたい顔や手におこなう1回分です。使うところに応じて、量を調整して作ってみてください。
粒子の大きさが違うこともあり、使用感がそれぞれ異なります。
どの砂糖を使うと効果が高いというものはないので、いろいろ試していただき自分の肌質に合ったものを使うとよいでしょう。
シュガースクラブ作りかた
- 砂糖を容器に入れる
- オイルを入れて、混ぜ合わせる
作り方の動画はこちら※音声あり
動画ではベビーオイルを使っていますが、オーガニックオイルならどれでも使うことができます。
混ぜるだけでできるなんて本当に簡単ですよね。
シュガースクラブの使いかた
家にあるものを混ぜるだけで簡単にできるシュガースクラブ。
では、どのように使うと効果的なのでしょうか? フェイスケア、リップケア、ボディケア別に使いかたをお伝えします。
フェイスケア
- 洗顔後に、ぬるま湯で顔を濡らします。
- 濡らしたお肌に適量のシュガースクラブをのせて、やさしくクルクルとなじませるようにして、1分ほどマッサージをします。
- ぬるま湯で洗い流します。
リップケア
- ぬるま湯で唇を濡らします。
- 適量のシュガースクラブを唇にのせて、やさしくなじませるようにして、1分ほどマッサージをしてください。
- ぬるま湯で洗い流します。寝る前にリップなどで保湿してから寝ると翌朝プルプルになりますよ。
ボディケア
- ぬるま湯で全身を濡らします。
- 適量のシュガースクラブをとり、ひじ、ひざ、かかとなどの乾燥や角質がきになる部分からやさしくマッサージします。
- その他の部分も同様にやさしくマッサージします。
- ぬるま湯で洗い流してください。
シュガースクラブは入浴中におこなうのがおすすめです。
入浴中は角質が柔らかくなり毛穴が開くので、古い角質を除去しやすくなるからです。
ぜひ、お風呂に入ったときにシュガースクラブをおこなってください。
シュガースクラブの作りかた(アレンジ編)
手軽にできるシュガースクラブは、ちょい足しでアレンジも簡単!
材料を混ぜるだけでできちゃいます。そこで、シンプルなものからちょっと変わったものまで10種類をご紹介します。
香りを楽しんだり、肌質に合わせたりして、いろいろなシュガースクラブを楽しんでください。
エッセンシャルオイルを使ったシュガースクラブ
基本の作りかたにエッシェンシャルオイルを数滴入れるだけで、いつもと違うシュガースクラブを作ることができます。
また、エッシェンシャルオイルにはいろいろな香りや効能があるので、その時の気分などで変えて作ってみるのもよいですね。
ここでは3つご紹介します。
1. ペパーミント・グレープフルーツ
夏におすすめの組み合わせ!
ペパーミントは、スッとさわやかな香りでリフレッシュ効果があります。さらに香りをかぐだけで体感温度がさがり、クールダウン効果もあります。
グレープフルーツも同じくリフレッシュ効果があり、このふたつの組み合わせで夏の不快感をふきとばしてください。
2. ラベンダー・オレンジ
冬におすすめの組み合わせ!
王道のラベンダーは、リラックス効果や冷え改善効果があります。オレンジにも体を温める効果があるので、冬にはこの組み合わせがおすすめです。
3. ゼラニウム・レモン
美白におすすめの組み合わせ!
ゼラニウムは、お肌のターンオーバーを促進させてくれる効果があります。
レモンは、くすみをなくす効果が含まれているので、ゼラニウムと組み合わせることで美白効果があります。
バニラの香りのシュガースクラブ
バニラの独特な甘い香りが好きなかたにおすすめ。甘い香りに包まれてとてもリラックスできますよ。 オイルをバナナで代用したもの。バナナにも肌を滑らかにする効果があります。こちらはボディ用です。 顔に使用する場合は、目に入らないようにして気をつけてご使用ください。
(またはバニラエッセンス:小さじ1)バナナを使ったシュガースクラブ
コーヒーを使ったシュガースクラブ
酵素を使ったシュガースクラブ
お肌にもよい効果があります。お肌によいといわれているものと砂糖を混ぜて試してみるのもよいですよね。
化粧水+シュガースクラブ
- 化粧水(保湿タイプがおすすめ):いつも使用する量
- 砂糖:適量
砂糖の粒子をゆっくり体温で溶かしながら、マッサージするのがポイントです。
粒子が残ったままゴシゴシすると、お肌に刺激になってしまうのでご注意ください。マッサージ後は必ず洗い流してくださいね。
はちみつ+シュガースクラブ
- 砂糖:大さじ4
- オイル:大さじ4
- はちみつ:小さじ1
レモン+シュガースクラブ
- 砂糖:大さじ4
- お好みのオイル:大さじ3
- レモンの皮を刻んだもの:小さじ1
- レモンの搾り汁:少々
アルガンオイル+シュガースクラブ
- アルガンオイル:数滴
- 砂糖:少々
アルガンオイルと砂糖は1:1で混ぜてくださいね。アルガンオイル自体に保湿力が高くお肌をもっちりさせる効果があるので、シュガースクラブでさらにもちもちのお肌を手に入れることができます。
塩+シュガースクラブ
- 砂糖:大さじ2
- オイル:大さじ2
- 塩:少々
塩の引き締め効果と、砂糖の保湿効果のよいところを1度でとり入れることができます。ただし、塩は傷があるとしみるので気をつけて使用してください。
シュガースクラブと塩スクラブの違い
砂糖と塩の特徴のから効果に違いがあります。
【特徴】
砂糖
- 粒子が塩に比べて粗くない
- 水に溶けやすい
塩
- 粒子が粗い
- 水に溶けにくい
【効果】
シュガースクラブ
- 保湿力が高い
- 肌が柔らかくなる
塩スクラブ
- 引き締め効果がある
- 毛穴の汚れをごっそりとる
シュガースクラブと塩スクラブでは効果が違うので、それぞれのよいところを知ったうえで使いわけるのもよいですね。
シュガースクラブの保存期間は?
手作りの場合は1週間以内に使いきってください。
市販のものは保存料が入っているので使用期限が長いものもありますが、手作りのものは保存料が入っていません。
そのため、長く放置してしまうと雑菌が繁殖してしまう可能性が高まります。
できれば使うぶんだけ作るのが理想ですが、作りすぎてしまった場合は早めに使いきりましょう。
シュガースクラブで使うオイルは何でもよい?
植物性のものでお肌に使うことができるオイルであれば何でも大丈夫です。ベーシックなのが下記の3つのオイルです。
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
- ホホバオイル
サラダ油を使っても大丈夫ですが、食用なのでお肌に合うか必ずパッチテストをおこなったうえで使用してください。
どのようなオイルを使っても大丈夫なので、ご自身のお肌に合うお好きなオイルがあれば使ってみるのもよいでしょう。
シュガースクラブはどれくらいの頻度でおこなう?
1週間に1,2回程度でおこなうようにしてください。お肌の弱いかたは2週間に1回程度にとどめましょう。
砂糖はお肌によいですが、スクラブをするのでお肌に負担がかかり、ターンオーバーがくるってしまう可能性があります。
ぜひ、週1,2回のスペシャルケアとしてシュガースクラブをとりいれてくださいね。
シュガースクラブの前後に洗顔は必要?
シュガースクラブの前はしっかりと洗顔をおこない、汚れをとりましょう。
シュガースクラブの後は洗い流す程度で大丈夫です。
しっかりと洗い流さないと、オイルでベトベト、砂糖で顔がカピカピになってしまう可能性があります。石鹸をつけて洗顔するほどではありませんが、オイルのベトベト感が気になるかたは、再度洗顔をしてもよいです。
赤ちゃんや、アトピー、敏感肌でも使える?
砂糖はお肌への負担が少ないので、赤ちゃんや、アトピー、敏感肌のかたでも使えます。私もアトピー肌ですが、問題なく使うことができました。
ただし、個人差があるので、必ずパッチテストを行ってから使用してください。
お肌に合わない場合は、使用を控えましょう。
まとめ
家にあるものだけで手軽にお肌をきれいにするシュガースクラブについてご紹介しました。
砂糖は保湿力が高く、化粧水の浸透をより効率にしてくれるなんて驚きのパワーをもっていますよね。さらに、ニキビ改善効果まであるのは、すごいですよね。
基本の【砂糖:オイル=1:1】の作りかただけでなく、エッセンシャルオイルを組み合わせて香りを楽しんだり、お肌によいとされるものを混ぜたりして使うことができます。
たくさんのバリエーションがあって飽きません。
ご紹介しているなかで、料理レシピと勘違いしてしまうようなおいしそうなものもありましたね。
材料を用意して混ぜるだけなので、ぜひ週1回のスペシャルケアとしてシュガースクラブをお試しください。
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