育児は親の成長とともにあります。あなたへの10個の質問集【保存版】
まいにち子育てで気がついたら「もう夜だった。。」
ホントにお疲れ様です。とっても頑張っていますね!
だけど時間や余裕が無くて、つい子どもにガミガミ言ったりイライラしていませんか?
これは当然です。みんなそうですよ!親になる勉強をした人は1人もいません。
今回は、あなたへ質問します。この質問に答えるだけで親として足りているトコ・足りていないトコがわかります。
子育ては親としての成長です。育児をしながら親としての気づきを増やしていきましょう。
親として成長するための10個の質問
なぜなぜ回路に要注意!
お伝えすること:目次
叱る前に親がすること
育児をしていたら【叱ること】・【怒ること】は毎日のようにありますよね。
だけど後になって、「ちょっと怒りすぎたなぁ」、「なんであんな叱り方をしたのかな」と反省する場合があると思います。
叱る前に心の中で、6秒数えてください。
たった6秒ですが、感情的な怒り方・叱り方が抑えることができます。ぜひやってみてください。
親として成長するための10個の質問
この質問は親であるあなたへの質問です。子どもと一緒に考え、成長していきましょう。
1.どんな親が理想?
あなたが1番大切に思っていることを見つめなおしてみましょう。
「子供の将来のために、最高の教育を提供する。」
普段そう思っていても、もしかしたら違う理想がでてくるかもしれません。
- 「教育も大事だけど、病気にならないように過ごしてね。」
- 「お友達からしたわれる、誰にでもやさしい子に育って欲しい。」
一度、見つめ直してみましょう。親としての願いはシンプルなものかもしれません。
2.どんな子どもが理想?
ありのままを認めるということができていますか?
口にだしたり、紙に書きだしたりしてみると、客観的に理想像を見つめることができます。
いつもガミガミ怒ってばかりいるけど、なぜ怒っているのでしょう?
「◯◯中学に入って、将来は絶対に国家公務員になってちょうだい!」
と思った時点で、子供をコントロールしようとする意識があります。
ありのままを認めてあげられると親として大切な事に気がつくはずです。
3.どんな関わりかたができる?
親として、ゆずれない大切な事は何でしょうか?
あなたの本当の思いと会話にギャップがありませんか?
「勉強は出来たほうがいいわよね。でも順番からいったら、健康であるほうが上だし、人間関係も大切よね。親孝行なほうがありがたいし・・。そうすると、勉強って4番目から5番目よね。やっぱり元気で友だちとうまくいってくれることが1番。」
こういう気づきがあると、勉強は4番目か5番目と思っているはずなのに、日常会話の中では、勉強がさも1番大事であるかのように話しているかもしれません。
勉強はとても大切です。親としてできることは子どもの自主性を高めてあげる事ではないでしょうか?
4.どんな気持ちになりたい?
あなた本来の目的はなに? を考えてみましょう。
例)ディズニーランドで怒っているママ。
- 「早く走りなさい! アトラクションに乗れないわよ!」
- 「ちゃんと食べなさい! なんで残すの!」
子育て中は、ささいな事でもカッとなってしまいがちです。
自分の感情に意識を向けてみましょう。
怒る:心の奴隷とかきます。怒っているときは自分の感情に支配されています。
感情を客観的にモニタリングをしてみて、「じぶんは腹が立っているという感情を持っているな。」その状態を「続ける」のか、「手放す」のかを考えましょう。
先ほどの例だと、
「ディズニーランドにわざわざ高いお金を払って来てるのに、なんでグズグズしているの!」
そういう不満が溜まります。
最初は「大好きなディズニーランドで子供とたくさん楽しい思い出を作りたい!」そう思ってきたはずです。
だったら子供が小さいうちはアトラクションに乗れなくても子供が楽しんでくれるのが一番じゃないですか?
子供は親の気持ちをなかなか理解してくれないものですよ。
5.どんな気持ちを伝えたい?
Iメッセージで伝えよう。
親は子どもに対して、
- 「あなたは◯◯したほうがいいよわ」
- 「おまえは◯◯でしょ」
というような、あなた・おまえを主語にした【YOUメッセージ】を発しています。
あなたを主語にした言いかたは、相手をコントロールしようという意図が感じられるので、子どもの反発をまねきやすくなりがちです。
ところが、
「外、真っ暗だから大丈夫かなって心配したわ。」
と、私を主語にした【Iメッセージ】だとうけいれやすくなります。
Iメッセージは、他者が否定することのできない、受け止めざるを得ない真実だからです。
「また散らかして! 晩ごはんまでに、ちゃんと片付けといてよ」
より、
「ずいぶん散らかってるね、片付けてくれるときれいになって、ママはうれしいな」
どっちが気持ちが伝わりますか?
本当に伝えたい事はなんですか?
脊髄反射的にパッパッと伝えていると、本当の気持ちはなかなか伝わらないものです。脊髄反射的に伝える前に、6秒カウントしてみましょう。
遅く帰ってきた子どもに、イライラした気持ちや頭にきたという気持ちを伝えたかったわけではありませんよね。
- 「あなたのことを愛している。」
- 「大切だと思っている。」
そこを伝えたいはずですよね。
6.子どもやパートナーにどんな感謝のメッセージを伝えたい?
ここで1つゲームをしましょう。
当たり前を「ありがたい」や「ありがとう」に変換してみましょう。
- この子が健康でいて当たり前
- 学校に行ってあたり前
- テストで80点くらい取れて当たり前
- この子が健康でいてありがたい
- 学校に行ってありがたい
- テストで80点くらい取れてありがたい
当たり前の反対の言葉はありがとう・ありがたいです。
ありがたいことを見つけたら、できれば声にして伝えましょう。幸せの輪が広がっていくとになります。
イライラの気持ちがあると、周りにも悪影響します。あなた自身から幸せの輪を広げてみませんか?
7.なぜ?
あなた自身への質問です。今より先を見ていきましょう。
- なんでこうなったの?
- なんでできなかったの?
このようになんで? はどちらかというと、相手を詰問(きつもん)している言葉になりがちです。
ここでいう「なぜ?」は、自分に問いかけるための質問です。
- 子どもにはいい学校に入ってほしい⇒なぜ?
- お給料が安定していそうだから⇒なぜ?
目の前のことにとらわれていませんか? あなた自身への「なぜ?」で、その先を見ることができ、視野が開けたり、新しい発見ができます。
- なぜ私ばっかり、こんな目に遭うんだろう
- なんであのとき、こう言ってあげられなかったんだろう
なんでなんで? とマイナスの方向にどんどんはまっていってしまう。答えのない迷宮と同じで、いわば思考のワナです。おそらく答えはでません。
「明日はこうやってみよう。」未来に目線を変えてみませんか?
8.(隣の人だったら)どんな接しかたをする?
この質問は子供に対してではありません、あなたの親に対する時の考えかたです。あなたが親に対する態度が、将来子どもがあなたにしてくる態度になります。
- 自分の親に対して「もっと若々しい格好をしてくれたらいいのに」
- 「わからず屋のガンコでほんとに困っちゃうわ」
- 「ちょっと勝手なことしないでよ! 今と昔じゃ違うんだから!」
自分の親だと目についてしまい、気になるのでしょう。
でも、もしよその人だったら「別におかしな格好をしているわけじゃないし」、そんなに不満をかんじるような相手じゃないなと思うかもしれません。
お互いの関わりや、日常の接しかたを見直し、新たな発見をするための質問です。
9.キラキラしているのは、なにをしているとき?
子どもが楽しい気持ちでいるためには、親の笑顔が大事です。
もし、短冊に「お母さんが怒りませんように」という願いを書いたりするとドキッとしますよね。
書かないとしても心の中でそう思っている子どもはけっこう多いかもしれません。
過去の記事⇒ 【保存版】子供のやる気スイッチをおす22の言葉かけ!
で、紹介した子どもへの質問、「1.今日楽しかったことは、なにがあった?」
今日1日楽しかったことが、頭の中で映像として浮かんでくると、カラダ的にも心理的にも気持ちが楽しくなってきます。
これは大人もぜひやってみてください。
- あなたが輝いて、キラキラしているのは、どんなときだろう?
- 過去にどんなことをしたとき、キラキラして楽しかっただろう?
夫婦の語り合いのきっかけにもなります。
お母さんは1人で育児や家事に奮闘しているような気持ちに襲われます。
共感してくれる人が誰もいないと、ますます孤独感が深まっていきます。
お父さん、読んでいますか? あなたのコトですよ!
10.ハッピーを満たすためになにができる?
家族みんなが幸せになる秘訣とは?
目の前にシャンパンタワーがあるとします。
あなたはどこからシャンパンを注ぎますか?
正解は、1番上からですよね。
このシャンパンタワーはあなたの人間関係と同じです。
1番上のグラスはあなたです。
2段目は家族、3段目は職場や友人、4段目はお客様です。
だけど、ママの場合、おそらく2段目から注ぐ人が多いのでは?
そうすると、1番上のグラスはいつまでもからっぽのままです。
母親は自分のことを後回しにしがちです。じぶんのやりたいこと、スケジュールを後回しにしてしまう。
親が自分の夢を持ち、自己実現を目指していれば、それが子どものお手本になり、子どもの自己実現のサポートになります。夢のない親が、こどもに「夢を持て!」といったところであまり説得力がありませんから。
まとめ
親として、わたしも6歳と3歳の子どもがいます。
今回の10個の質問で「はっ」と気がつくコトが多かったです。それだけ親としての責任や自覚が少ないんでしょうね。(反省)
だけど、気がつくコトはとっても重要だと思うのでぜひあなた自身の「気づき」をみつけてください。
【子どもが「やる気」になる質問】を参考書として記事にしました。
著者のマツダミヒロさんの書籍は子育てや親の成長に役立ちますよ。