世の中には、たくさんのダイエット方法がありますよね。私も色々試してみたのですが、運動だったり食事制限だったりなどはなかなか続きませんでした。
でも、いつもの水分補給を紅茶にするだけでダイエットできるならどうでしょうか?
私は、紅茶ダイエットなら続けることができました。アンチエイジングなどの効果も期待できる紅茶ダイエットの正しい方法について、ティーアドバイザーのembellirがご紹介します。
紅茶にダイエット効果があるの?
はい、6つあります。
紅茶にはさまざまな成分が含まれており、その作用の働きで無理なくダイエットを成功させることができるのです。
「紅茶を飲むだけでダイエット効果があるなんて、ちょっと信じられない。」と思っておられるあなたにこそ、試していただきたいダイエット法です。
紅茶でどのようにダイエットの効果を発揮するのか、ご紹介していきましょう。
1.脂肪の吸収を抑える
紅茶ポリフェノールは脂肪の吸収を抑えます。
ポリフェノールには腸管で栄養分を吸収するとき、脂肪を分解し、吸収するための酵素の働きを邪魔します。そのため、体内に脂肪が吸収されにくくダイエットの効果があるといえます。
厳しい食事制限をしなくても脂肪の吸収が抑えられるので、私のような食いしん坊にはうれしいダイエット法です。
2.脂肪燃焼効果
紅茶に含まれるカフェインには、脂肪を燃焼させる効果があります。
カフェインは、褐色脂肪細胞を活性化させる働きがあるので、効率よく脂肪を燃焼できるようになります。
脂肪細胞のひとつである褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)には、脂肪を熱に変えエネルギーとして放出してくれる働きがあります。
激しい運動をしなくても、紅茶を飲むだけで脂肪が燃焼できるなんてうれしいですよね。
3.新陳代謝アップ
紅茶にはビタミンB群が豊富に含まれています。このビタミンB 群は食事から吸収した脂肪や糖を分解して、効率よくエネルギーに変える働きがあります。
エネルギーがたくさん作られると、身体が活発になり代謝もよくなり痩せやすい体作りのお手伝いをしてくれます。
4.むくみ防止
カフェインの作用のひとつに利尿作用があります。この利尿作用の働きにより、体内に溜まっている老廃物が排出されむくみにくくなります。また、余分な水分も排出されやすくなるのでむくみが解消されすっきりとしたラインを取り戻すことができます。
5.ストレス解消
紅茶に含まれる「テアニン」には、快感物質の「ドーパミン」の分泌を促す働きがあるためリラックス効果が期待できます。
また、紅茶の香りにはアロマオイルなどと同じようなリラックスの効果があるので、1杯の紅茶で味覚と嗅覚の両方からリラックスを感じることができます。
カフェインにも疲労回復・ストレス解消効果があるので、ダイエット中に起こりがちなストレスを感じることなく取り組むことができるでしょう。
6.血糖値を抑える
紅茶ポリフェノールには、糖の分解を促進する酵素の働きを抑制し、体内に吸収される糖の量を抑える働きがあります。それにより、血糖値の上昇を抑えることができるのです。
出典:日経STYLE
紅茶ダイエットの効果的な方法~4つのルール~
ダイエットに効果があるからといって、ただ飲めばいいということではありません。
1日に飲む量・飲みかた・タイミングなど、効果的にダイエットをするためには守るべき方法があります。だけど、難しいことではありません。簡単なことなのであなたにもできます。
では、その方法をご紹介しましょう。
1.1日何杯飲めばいいの?
3~5杯(1杯あたり150ml)が理想的。
ダイエットに効果があるからといって、飲み過ぎは禁物です。カフェインやポリフェノールは摂取しすぎると、睡眠のさまたげになったり体調不良の原因になったりします。
2.紅茶に砂糖やミルクを入れてもいいの?
ダイエットのために飲むのであればミルクや砂糖は入れずに、ストレートで飲んでください。ミルクや砂糖には、少なからず脂肪分や糖分が含まれています。だから、ダイエット目的ならばオススメできません。
でも、どうしてもストレートで飲めないあなたにはハチミツを入れるとよいでしょう。
ハチミツはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、腸にもおだやかに吸収されます。
3.アイスとホットどちらがいいの?
ダイエットに適しているのは、ホットです。
紅茶は発酵茶なので体を温める作用があります。ホットで飲むことでより体が温まり、基礎代謝も上がります。すると、エネルギーをより消費しやすくなり痩せやすくなるからです。
暑い夏などホットで飲むのはつらい場合でも、アイスにせず常温で飲むのがよいでしょう。
カフェインもホットで飲むほうが吸収率がアップされます。カフェインの効果を効率よく得るためにも、ホットで飲むのがオススメです。
4.紅茶を飲むタイミングは?
ダイエットの効率を上げるためには、食事中に飲むのがオススメ。
食事と一緒に紅茶を飲むことで、余分な糖分や脂肪分が体内に吸収されるのを抑えてくれます。食事中に紅茶が飲めないときでも大丈夫。食後30分以内に紅茶を飲むことで、食事中と同じような効果が期待できます。
カフェインによる脂肪燃焼作用は、飲んで30分ほどたってから現れます。そこで、運動する30~40分前に紅茶を飲んでください。エネルギー消費と脂肪燃焼のWの効果を期待できます。
紅茶にちょい足しでダイエット効果をアップさせる
紅茶をそのままストレートで飲んでも、十分ダイエット効果があることがわかりました。そのうえに、ちょい足しすることでさらに効果をアップさせてくれる材料があります。
1.ショウガ
ショウガに含まれる「ショウガオール」には、血行促進・代謝アップの働きがあり脂肪燃焼の効果が上がります。
作りかたは
- 紅茶を入れます
- すりおろしたショウガを小さじ1杯程度入れます
- よく混ぜます
簡単ですよね。
ショウガをすりおろすのがめんどうなあなた、チューブタイプのものでも効果は同じなので大丈夫ですよ。
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2.ハチミツ
ハチミツには腸内環境を整え、善玉菌を増やしてくれるので便秘の解消に効果があります。
「ダイエットなのにハチミツ? 」と思われそうですが、はちみつの糖分は体内に吸収されたあと脂肪として蓄積されにくく、また少量でも甘味を感じやすいのでカロリーも低く抑えられます。したがって、大量にさえ入れなければ大丈夫なのです。ティーカップなら小さじ1杯程度がオススメです。
3.シナモン
シナモンには、身体を温め血行を促進させる効果があるため、基礎代謝アップやむくみ解消の効果が期待できます。いつもの紅茶にシナモンパウダーをひとふりで、十分効果が発揮できます。
紅茶ダイエットの失敗例
紅茶ダイエットのデメリットは、紅茶に含まれる色素「タンニン」による歯の黄ばみです。紅茶を飲んだあとは、うがいをするか歯磨きを習慣づけるとよいでしょう。
また、その他に起こりえる症状です。
- 胃酸の過剰分泌による胃痛
- 胸やけ
- 鉄分の吸収を阻止するために起こる貧血
- 覚醒作用による睡眠障害
ダイエットによいといっても、飲み過ぎはいけません。カフェインの摂りすぎによる中毒症状になる恐れがあります。1日の摂取量は守るように心がけてください。
まとめ
紅茶ダイエットについてご紹介しました。
紅茶のダイエット効果
- 脂肪の吸収を抑える
- 脂肪の燃焼
- 代謝アップ
- むくみ予防
- ストレス解消
- 血糖値を抑える
ただし、急激に体重が落ちるわけではありません。ゆっくり体のなかから体質を改善してくれます。紅茶ダイエットのポイントは継続することです。正しい方法を守り、焦らずじっくり続けてみてください。
いつもの水分補給を紅茶に変えるだけのダイエット法なので、明日からでも簡単にはじめられますよ。
紅茶のダイエットもいいですが、ハーブティーでもダイエットできますよ。
くわしくはこちら>>ハーブティーダイエットに最適な10選!専門家がオススメのハーブをご紹介
出典:日経STYLE
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