健康になれる入浴法と言えば、
- 半身浴
- 足湯
- 炭酸浴
など色々あります。
11月26日いい風呂の日に放送された『健康カプセル!ゲンキの時間』で【~1℃の違いが大違い~健康になれる入浴法】の内容と、番組にも出演された早坂信哉先生の書籍や過去に出演された番組をもとに「温度で違う入浴効果」をお伝えします。
1℃の方程式を早坂先生は提唱しており、42℃と41℃が境界線があります。
1℃の違いでインフルエンザなどに打ち勝つ効果=免疫力をアップできますよ。
あなたは毎日は浴槽につかりますか? リンナイがおこなった調査だと約4割のかたしかいません。
画像引用:リンナイ※1
この記事を読み終えたあとには毎日入りたくなりますよ。
- 入浴して冷え性に効果的な方法は41℃以下と25℃を交互に繰り返す
- 肩こり腰痛には、41℃以下入浴が効果的!
- 気管支炎や鼻炎に悩む人には高い温度で短時間入浴が効果的
- 風邪をひいたときなど免疫力を高める入浴温度は、低い温度? 高い温度?
- 長風呂はお肌の水分が失われます(入浴のマイナス効果)
- さらにお肌に悪い入浴法は「1番風呂の入浴」
- 安全なお風呂の入りかた
- お風呂の中で「歯みがき」をすると肌がきれいになる!?
- ダイエットにもっとも効果的な入浴温度は40℃
- 足のむくみ対策には40℃の長風呂がオススメ
- 不眠症で悩むなら40℃20分の入浴が効果的
- 加齢臭対策に悩む人は朝のシャワーが効果的
- 更年期障害は自律神経の働きを整える入浴が効果的
- 疲労回復には41℃の入浴が効果的
- 41℃と42℃の温度がリラックス効果の境界線
- 持久力アップにヒートショックプロテイン
- オススメの風呂入浴法
- まとめ
入浴して冷え性に効果的な方法は41℃以下と25℃を交互に繰り返す
冷え性の人には交感神経を刺激する入浴法が効果的です。
その方法は、「入浴途中で手足を冷やすこと」です。
41℃以下で15分入るのがよいです。さらにオススメなのが温冷交換浴。
- 41℃以下で3分入浴する。
- 手足に25℃のシャワーを30秒かける。
- (1)と(2)を5回繰り返す。
冷水で交感神経を刺激することで、温度差の影響で毛細血管が拡張と収縮を繰り返し、ポンプ作用で末梢の血行までよくします。
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肩こり腰痛には、41℃以下入浴が効果的!
- 肩こり腰痛に悩む人は41℃以下のお湯で10分入浴。しっかり肩までつかりましょう。
番組の実験では、42℃のお湯に入ると平常時より筋肉が硬くなっていました。
気管支炎や鼻炎に悩む人には高い温度で短時間入浴が効果的
42℃で全身浴をしながら5分以内にでましょう。
ぜんそくは自律神経が副交感神経優位になると発作が起きやすくなります。交感神経優位(興奮状態)になると発作がでにくくなります。
アレルゲンがカビの場合もあるので、お風呂場は清潔にしておきましょう。
湿気があると痰もでやすくなりますが、入浴によって汗をかくと水分が不足します。そうなると痰も絡みやすいので水分補給はしっかりしましょう。
鼻炎がひどいときは、42℃に温めた蒸しタオルを鼻にあてるだけでも毛細血管が収縮して鼻がとおります。
風邪をひいたときなど免疫力を高める入浴温度は、低い温度? 高い温度?
風邪をひいたときは40℃のお湯に肩まで10分つかる。
早坂信哉先生いわく、お風呂に入って風邪が悪化するというデータはないので、医師の了承があれば入浴してもよいと伝えています。
個人差はありますが、38℃以上の高熱の時は入浴を控えたほうがよいでしょう。
体温を上げることで免疫力が上がります。
ただし、髪を乾かすのに時間がかかって湯冷めしないように気をつけましょう。
40℃のお湯に10分つかると体温が1℃上昇します。そうすると、免疫力がアップするので風邪のウイルスや細菌に抵抗力できます。
免疫力のもとになる免疫細胞は、体温が37~38℃の時に活発に働きます。
ハッカ飴(メントール)を舐めながら湯気を吸い込む
風邪をひくとノドに痛みがあったり、痰がでたりします。痰が切れやすくするためにハッカ飴(メントール)を舐めます。
湯気+メントールでノドの痛みが軽減できます。
長風呂はお肌の水分が失われます(入浴のマイナス効果)
健康のためとついつい長風呂になる人はいませんか? 実はお肌の潤いが奪われてしまいます。
番組のゲンキスチューデント、滝裕可里さんも長時間入っているひとりでした。
理想の入浴時間は10分までです。
長くお風呂につかると、肌の角質から水分を吸収し膨らんだ状態になります。バリアの役割をはたしていた油分ももっていかれます。
- 5分だとまだ体が温まりません。
- 20分以上につかると、セラミド(保湿成分)や皮脂がお湯に流れお肌の保湿が奪われてしまいます。
さらにお肌に悪い入浴法は「1番風呂の入浴」
水道水には、殺菌や消毒のために、微量の塩素が含まれています。
肌が乾燥しやすい冬の時期は、特に塩素が肌を刺激するので、肌荒れの原因になってしまいます。1番風呂でもお肌への刺激を減らす方法は、「入浴剤を使用する」ことです。
人体の水と水道水の濃さの差が問題
1番目のお湯は不純物が少ないので、お湯の成分が直接肌へ伝わりやすいのです。
日本の水道水は軟水なのでミネラル分が少ない水です。
人体の水(体液)はタンパク質やさまざまなミネラル分を含んでおり水分濃度が高いです。
理科の実験のような話ですが、濃さの違いを「低張性」「等張性」「高張性」の3段階にわけられます。
- 「低張性」だとお湯が人体に入ってくるので長湯をすると手足の皮がふやけます。
- 肌の弱い人は「低張性」が原因で皮膚トラブルがおこります。
- 「等張性」は濃さが同じで刺激が少なく理想的です。
塩素を中和させるのにビタミンCがよく使われます。ビタミンCが塩素と結びつき「残留塩素」を減らします。冬至に入る「ゆず湯」はこういう側面からみても体によいとわかりますね!
冬場は温度差が大きい
1番目の入浴だと浴室の温度は低いままです。
年配者や血圧が高い人が1番風呂に入ると、浴室内の温度が低いままなので裸になった途端に倒れるキケンもあります。
番組では、「1年間で入浴中に亡くなった人は1万9000人」もいると放送していました。
安全なお風呂の入りかた
- 42℃以上の熱いお湯は血圧が一気に上がってしまいます。血圧が高い人や、高齢者は注意しないといけません。
- 温度の低いお湯から入り、熱い湯もまずは腰まで慣れてくれば胸まで入るような工夫をしましょう。
- 熱いお湯の長湯は禁止です。
- 脱水を防ぐために入浴前はコップ一杯の水を飲んでおく。
- 冬場は脱衣場や浴室内を温めておく。
- 貧血予防のために、湯船からでるときはゆっくり立ち上がる。手に水をかけたり水道の蛇口を触ったりしてから立ち上がると血圧の急降下を予防できます。
- お酒を飲んだらしばらく時間をあけてから入浴する。
お風呂の中で「歯みがき」をすると肌がきれいになる!?
「パロテン」という美肌ホルモンが含まれています。
別名「若返りホルモン」と呼ばれリラックスした状態のサラサラした唾液にたくさん含まれています。
パロテンの効果
- お肌や髪の新陳代謝を活性化
- ありとあらゆる場所のエイジングケアができる
- 歯や骨のカルシウムを沈着させる
- 筋肉の細胞を修復できる
- 目や内臓などの粘膜を強くする
- 消化を助けるのでダイエットにも効果的
パロテンの分泌をアップする磨きかた
- お風呂で体を温めて、リラックスした状態(副交感神経優位)で歯を磨く
- 歯ブラシは「やわらかめ」でていねいに磨く
- 歯磨き粉を使用しない
- 磨きにくい角度からスタートして、1本ずつ意識して磨く
- ゆすぎながら仕上げのブラッシング
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ダイエットにもっとも効果的な入浴温度は40℃
食前に40℃のお湯へ15分間入ります。
食前に入るのがポイント!
食べたものを消化するために、胃や腸に血液を集めて消化をスムーズにおこないます。
しかし、食前にお風呂に入るとお湯の温かさによって皮膚の血行がよくなり、胃や腸に血液が集まりにくくなります。
そのため、空腹感が抑えられるので食べすぎを防止できます。
食後に入浴すると、食べすぎた場合、消化機能を高めるための血液が胃や腸に集まらず消化不良につながります。
体への負担も増えるので30分~1時間くらいは時間をあけて、食事直後の入浴は控えましょう。
お風呂の前に緑茶を飲むとダイエットによい
早坂信哉先生は、脂肪の吸収を抑えるカテキンの吸収力が、緑茶をお風呂に入る前に飲むと7倍になると報告しています。
この方法は過去に早坂信哉先生が『林先生が驚く初耳学』や『世界一受けたい授業』に出演されたときにも発表しています。
半身浴はダイエット効果がほとんどない
半身浴は残念ながら全身浴よりカロリー消費が少ないので、ダイエット効果はあまり期待できません。
全身浴のほうがメリットが多いです。
- 新陳代謝がアップ
- 浮力が働き筋緊張がほぐれてリラックス効果が高い
- 痛みの改善にもなる
- 温熱効果も高い
半身浴のメリットは、心臓への負担が少ないので使いわけるとよいでしょう。

足のむくみ対策には40℃の長風呂がオススメ
冬場はブーツを履く機会が増えるので、足のむくみは深刻な悩みのひとつです。
足のむくみに悩むなら20~30分間、40℃で全身浴するのがよいです。
水圧効果によって、足に水圧もかかり、血液が心臓に戻りやすくなります。足の曲げ伸ばしやふくらはぎのマッサージでむくみの悩みが解消されます。
不眠症で悩むなら40℃20分の入浴が効果的
不眠症の原因で自律神経が交感神経優位になっている場合があります。
40℃のお湯でゆっくり20分入るとリラックス効果が期待できます。リラックス効果は41℃までなので、42℃をこえると興奮状態(交感神経を刺激)になるのでやめてください。
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加齢臭対策に悩む人は朝のシャワーが効果的
朝、41℃のシャワーを1分浴びることで、体からの皮脂分泌量が低下するので夕方まで効果があります。
加齢臭のでやすい耳の後ろ、頭、首、うなじ、胸、背中の皮脂を洗い流すことがポイントです。
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更年期障害は自律神経の働きを整える入浴が効果的
40℃で20分入浴するのがオススメです。
5分+5分+10分のように、少し休憩をはさみながら入りましょう。
入浴時間は同じ時間に入浴すると、自律神経の働きを正常に整いやすいです。
疲労回復には41℃の入浴が効果的
41℃で10分の入浴がオススメです。
30分以上の長風呂は長距離走と同じくらい疲労するので逆効果です。
41℃で10分入り、お湯の後にぬるい水をかけると血管の収縮で疲れがとれやすいです。
ただし、冷たすぎると血管の負担になるので血圧が高い人などは注意が必要です。
激しい運動の後はしばらく時間をあける
すぐ入浴すると、疲労回復が早まるどころか筋肉の炎症が取れないので逆効果です。
アイシングをしたり、約1時間後の入浴だったり、体温より低いお湯で対応します。
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41℃と42℃の温度がリラックス効果の境界線
早坂信哉先生が健康カプセル!ゲンキの時間でも伝えていましたが、「リラックス効果があるのは41℃まで」です。
42℃を超えると体が興奮状態になり、血液の粘度も上がりよくありません。
42℃以上のお湯は心筋梗塞のリスクもあるので血圧が高い人は注意が必要です。とくに、42℃以上のお湯に10分入るのは危険です。
持久力アップにヒートショックプロテイン
熱い風呂で運動時の持久力アップが期待できます。
ヒートショックプロテインとは、温熱刺激を体に与えることで作られるタンパク質のことです。
- 免疫力アップ
- 抗ストレス作用
- ストレスで傷ついた細胞修復作用
- 疲れが取れやすくなる
- 風邪をひきにくくなる
などの効果があります。
ヒートショックプロテインの入浴法
体温を38度以上に上げると、ヒートショックプロテインが自分の体で作りだせます。
- 42℃で10分
- 41℃で15分
- 40℃で20分
いずれかの温度で週2回が効果的です。
入浴後は体を冷やさず、保温させる。夏なら体を拭いたら蒸し暑い浴室で15分ほど休息するのが理想です。
ヒートショックプロテインは入浴後2日後にもっとも多く作られます。イベントのある2日前におこなうのオススメ!
オススメの風呂入浴法
寝る1時間前に40℃のお湯に10分入り、1時間後に眠る。
早坂信哉先生は、40℃のお湯に10分入浴する方法を「健康手抜き風呂」と言っています。
画像引用:リンナイ※1
5分では体が温まらず、10分を超えると熱中症の心配もあるので気をつけましょう。
まとめ
入浴効果はたった1℃でかなり変わるとわかりました。『ゲンキの時間』に出演された早坂信哉先生は書籍も多数だしているので興味のあるかたは読むとさらに効果的な入浴方法がわかります。
- 冷え性には41℃以下と25℃を交互に繰り返す
- 肩こり、腰痛に悩む人は41℃以下のお湯で10分入浴
- 気管支炎と鼻炎ぜんそくに悩む人は42℃で全身浴をしながら5分以内
- 風邪をひいたときでも40℃のお湯に肩まで10分つかる
- 長風呂はお肌の水分が失われる
- ダイエット中は食前に40℃のお湯へ15分間
- 足のむくみに悩むなら20~30分間、40℃で全身浴
- 不眠症で悩むなら40℃20分
- 加齢臭対策に悩む人は朝、41℃のシャワーを1分浴びる
- 更年期障害は40℃で20分入浴する
- 疲労回復には41℃の入浴
- 41℃と42℃の温度がリラックス効果の境界線
- オススメの風呂入浴法寝る1時間前に40℃のお湯に10分入り、1時間後に眠る
あなたにピッタリの入浴をみつけてください。
鉱泥浴(こうでいよく)ってご存知ですか? 泥風呂のことです。
泥には天然のミネラルがたっぷり含まれており、あなたのお肌が“本来の美しさ”を取り戻せます。
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画像引用:リンナイ※1
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