あずき茶の効能を徹底的に調べたら10こ発見!作りかたレシピは焙煎がカギ
あずきと聞くと、甘い「あんこ」をイメージしますよね。
あずき茶はほんのり甘さを感じる程度ですが、栄養学的にみると、ポカポカ、美と健康、母乳や産後に欠かせない栄養がたっぷりです。甘さ感じる程度のお汁粉のようです。
あずきのもつ効果がすごく、さらに“ノンカフェイン”、“ノンカロリー”なので、妊娠中のママや、授乳中のママも安心して飲めるのでひそかな人気になっています。
お伝えすること:目次
あずき茶がもつ10の効能
画像引用:カロリーSlim 食品の栄養素が一目でわかる・カロリー計算できる便利なサイトです。
あずきにはポリフェノールをはじめ、ビタミンや食物繊維も豊富なので“エイジングケア”や、“母乳の分泌”にも効果があります。
すでにたくさんの女性がはじめています。
いいもの見っけ~♪ あずき美人茶!!!ポリフェノール http://t.co/PVYeH50znO
— tama (@tama_chacha) 2015年3月29日
あずき美人茶。ポリフェノールとカリウムがたくさん入ってるって。 pic.twitter.com/LiPnqT8Bi1
— のり (@norinori093) 2015年3月24日
ちょっと高めだったけど無糖・カフェインゼロだから買ってみた。あずき美人茶美味しい! pic.twitter.com/w0qWhLKnbc
— 豚汁になった日 (@tyuuuuin) 2015年2月25日
1.母乳を増やす効果
母乳の原料は血液です。あずきには鉄分や亜鉛、ビタミンも豊富に含まれており、母乳に必要な栄養がたっぷりです。
さらに中国の薬膳の考えでは、「解毒排膿」(げどくはいのう)できると考えられていて、乳腺炎や耳下腺炎には粉末にしたあずきとはちみつを混ぜて湿布として使われたりします。
2.便秘解消
あずきに含まれる食物繊維は、「不溶性食物繊維」なので便秘に悩む女性にはうれしい成分です。
3.美肌効果
ポリフェノールが豊富に含まれており、“赤ワインの約2倍”と言われています。
さらにビタミンB群は、肌の新陳代謝アップに働き、亜鉛が爪や皮膚を美しく保ってくれます。
4.疲労回復
ビタミンB群が疲労回復を促進してくれます。ビタミンB1は疲労回復に効果的で、100gあたり0.45mg含まれています。
5.デトックス効果
不溶性食物繊維が豊富で、さらに利尿作用もあるので体の中の不要なものがしっかり出ていきます。
6.むくみ改善効果
あずき茶にはカリウムが100gあたり1500mg含まれています。カリウムがむくみの原因になる余分な水を体の外に出します。
7.貧血改善
鉄分、銅、葉酸、さらには亜鉛やマグネシウムも含まれており、慢性的な鉄分不足に悩む女性にはうれしい成分配合です。
鉄分が多いと言われているほうれん草と比べると、5倍以上含まれています。
8.冷え性改善
あずき茶に含まれているサポニンが冷え性改善に働きます。高麗人参(こうらいにんじん)はご存知ですか?
美容健康、長寿によいとされている高麗人参にもサポニンが含まれています。
毛細血管の血流を改善する効果があり、血栓を抑制する働きがあります。
参照:わかさ生活
9.エイジングケア
あずきにはたくさんのあずきポリフェノールが含まれています。
「赤ワインはポリフェノールが豊富でエイジングケアにいいよ!」よく聞きませんか?
ポリフェノールのもつ“抗酸化作用”=体をサビないようにします。
体のサビ(活性酸素)が増えると、皮膚のたるみやシワ、シミの原因になり、血管がもろくなってきます。
ポリフェノールは、いつまでも若々しい体をもたらせてくれます。
あずきポリフェノールの種類には、
- カテキン
- カテキングルコシド
- ルチン
- プロアントシアニジン
- シアニジン重合体
が含まれています。
参照:旭川医科大
10.ダイエット効果
不溶性食物繊維が豊富なので“便秘対策”になります。さらに冷え性で紹介した「サポニン」には“肥満防止効果”があります。
脂肪吸収抑制に働き、肥満防止効果があります。
ブドウ糖と脂肪が合体するのを防ぎ、脂肪の蓄積も抑えてくれます。
内臓脂肪が減少して、総コレステロールが71%、中性脂肪が88%改善という報告もあります。
あずき茶の作りかた
材料(1回分)
- あずき:50g
- お湯:1リットル
作りかた
- あずきは水洗いしておきます。
- フライパンで焦がさないように乾煎りします。10分くらい
- 沸騰したお湯1リットルに50gのあずきを入れて煮出します。
- 時間は7分を目安に好みの味に煮出してください。
乾煎りする時間を変えると、甘みや香ばしさが変わります。
長く焙煎すれば甘みより香ばしさが際立ちます。
200gくらいでも、フライパンで乾煎りできればまとめて作れます。
煮出しの時間を変えると、スッキリから深みのある味を調節できます。
煎ったあずきは、常温で1週間くらいは保存できます。(できるだけ早く使いきるようにしましょう)
作ったあずき茶は、できるだけ早く飲みきりましょう。
サタデープレスで紹介されたあずき茶の作りかた
7/1放送の『サタデープレス』のコーナーで「くらしプラス:夏に急増!むくみの新常識」で、イシハラクリニック副院長、石原新菜先生が紹介されたあずき茶の作りかたです。
材料(1回分)
- あずき:50g
- 水:400ml
作りかた
- あずき50gを水洗いして、軽く水気をとるためにキッチンペーパーでおさえる
- 水気をとったあずきを、アルミホイルの上に重ならないように並べる
- 1000wのトースターで5分加熱
- 加熱したあずきと、水400mlを器に入れる。ラップをかけて500wの電子レンジなら10分加熱
あずき茶を飲むときの注意点
ノンカフェイン、ノンカロリーなので子供もおいしく飲めますが、大豆アレルギーのある子供は控えたほうがよいでしょう。
あずき茶は販売もされています
最近は、各メーカーからあずき茶が販売されているので、妊娠中や授乳中のママでも安心して飲めるあずき茶があります。
あずき茶の効果的な成分
あずき茶の効能をみると妊娠中、授乳中のママにはもちろんダイエット中の女性は飲むとよいのがよくわかりました。
特徴的な成分を紹介します。
ノンカフェイン、ノンカロリー
あずき茶の原料はあずきのみでノンカロリーなので、ダイエット中の飲みものとして最適です。
ノンカフェインなので、授乳中のママの栄養補給に最適です。
授乳中のママが飲むノンカフェイン、ノンカロリーの飲料としてはたんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)も有名ですね。
食物繊維が豊富
あずき茶には不溶性食物繊維がたくさん含まれています。便秘予防、改善によいでしょう。
あずきには100gあたり17.8gの食物繊維が含まれています。1日の目安が5.7gなので食物繊維が不足ぎみの女性にはうれしいですね。
ビタミン群が豊富
あずきの成分はエイジングケアやダイエット、授乳中の女性には必要な成分です。
ビタミンA | 1μg |
---|---|
ビタミンE | 0.1mg |
ビタミンK | 8μg |
ビタミンB1 | 0.45mg |
ビタミンB2 | 0.16mg |
ナイアシン | 2.2mg |
ビタミンB6 | 0.39mg |
葉酸 | 130μg |
パントテン酸 | 1mg |
ビオチン | 9.6μg |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 1500mg |
カルシウム | 75mg |
マグネシウム | 120mg |
リン | 350mg |
鉄 | 5.4mg |
亜鉛 | 2.3mg |
銅 | 0.67mg |
あずき100gあたりの量
データ引用:カロリーSlim
亜鉛が豊富
亜鉛には味覚を感じるために必要で、その他にも抗酸化作用、免疫力アップ、美しい髪やお肌の維持、うつ症状の緩和、男性生殖機能の改善、子供の生殖に必要な栄養素です。
亜鉛の食事摂取基準
年齢 | 推奨量 | 耐用上限量 |
---|---|---|
1~2歳 | 3 | – |
3~5歳 | 4 | – |
6~7歳 | 5 | – |
8~9歳 | 5 | – |
10~11歳 | 7 | – |
12~14歳 | 8 | – |
15~17歳 | 8 | – |
18~29歳 | 8 | 35 |
30~49歳 | 8 | 35 |
50~69歳 | 8 | 35 |
70歳以上 | 7 | 35 |
妊婦(付加量) | +2 | – |
授乳婦(付加量) | +3 | – |
単位mg/1日あたり
ポリフェノールが豊富
エイジングケアに必要なポリフェノール。いろいろな食品に含まれており、5000種類以上のポリフェノールがあります。
その中のひとつとして、あずきには「あずきポリフェノール」が含まれています。
あずきポリフェノールの種類には、
- カテキン
- カテキングルコシド
- ルチン
- プロアントシアニジン
- シアニジン重合体
が含まれています。
参照:旭川医科大
赤ワインは100g中に約300mg、あずきには400mg~600mg含まれています。
出典:あずき茶、母なるおみぐみ
ポリフェノールはエイジングケアにかかせない成分です。いつまでも若々しくありたい女性はしっかり補給しましょう。
カリウムが豊富
妊娠中のママで多い悩みが、“足のむくみ”です。
民間療法のひとつですが、お薬の飲めない妊婦さんには「あずきの茹で汁」を飲んでください。と指導する助産師もいます。
カリウムを大量に含むあずき茶なら、茹で汁より美味しく簡単にむくみ予防ができます。
カリウムが不足してしまうと、筋肉がケイレンしたり足がつったりします。血圧も高くなる可能性があります。
体の水分代謝にはナトリウムとカリウムの関係がカギになります。
ナトリウムとの関係がカギ
ナトリウムはカリウムと一緒に、体内の水分バランスを適切に保つ働きをします。
神経や筋肉を動かすためにも必要な成分です。
カリウムの過剰摂取に注意
腎臓の機能に障害があると、尿の排泄がうまくできずに高カリウム血症や月経前緊張症(PMS)のリスクがあがります。
サポニンが豊富
高麗人参にも含まれているサポニンですが、冷え性改善に効果的です。
毛細血管レベルの血流改善が期待でき、血栓ができにくい状態にしてくれます。
鉄分が豊富
あずき100gには、5.4mgの鉄が含まれています。成人の1日の所要量は10mgです。
しかし、妊娠後期や授乳中だと20mg必要です。
出典:医療機器のNIPRO
鉄分は食事から摂取する機会が多いと思いますが、飲みものから手軽にとれるあずき茶は便利ですね。
カテキングルコシド
カテキングルコシドはあずきポリフェノールのひとつで抗酸化作用がとても高いです。
ポリフェノールは水に溶けやすいので、あずき茶にして飲むとポリフェノールをしっかり摂取できます。
あずき茶を利用してご飯を炊くのもよいでしょう。
まとめ
授乳中のママならたんぽぽ茶でもよいかもしれません。しかし、栄養素の豊富さやダイエットやむくみ、冷えに関してはあずき茶がよいでしょう。
とくにあずきポリフェノールは魅力的な成分です。
大豆アレルギーがなければ子供でもおいしく飲むことができます。
焙煎が難しいですが、自家製あずき茶にもぜひチャレンジしてみてください。