【妊婦必見】9つの浮腫み解消法!スッキリ足で快適に!
大きいお腹が目立つようになってきた妊娠中期~後期になると、足の浮腫みが出てくることがあります。
「妊娠中だし、体重も増えたし、しかたない」
と出産まで我慢している妊婦さんも多いのではないでしょうか?
浮腫みに原因が存在するように、解消法もちゃんと存在しているので安心してください。
軽い浮腫み程度なら、そこまで深刻に考える必要はないので気持ちを楽にしてください。
しかし、悪化してしまうと「妊娠高血圧症候群」(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)(以前は妊娠中毒症といわれていました)になる危険があります。
実は私も、臨月のころに「妊娠高血圧症候群」と診断されました。
その経験もふまえ、“9つの解消法”を説明していきます。
妊娠中や授乳中の悩みで多いのが頭痛です。頭痛持ちのかたは、こちらも記事もご覧ください。
お伝えすること:目次
妊婦の足の浮腫み解消法は9つ
1.塩分をひかえる
2.カリウムの摂取
3.利尿作用に効果的なお茶
4.足の位置を高くする
5.足首をあたためる
6.たっぷりと睡眠をとる
7.適度な運動
8.リンパマッサージ
9.衣服の改善
が主な解消法です。それぞれをくわしくお伝えします。
食事で解消
妊婦になってお仕事も休職する場合も多いので、今までと同じ食事メニューだと体重も増加し、浮腫みやすくなります。
- 塩分をひかえる
- カリウムの摂取
- 利尿作用に効果的なお茶
まずは、食事で浮腫みを解消する場合、上記3つを意識しましょう。
1.塩分をひかえる
妊娠中は食事に気をつける人は多いでしょうが、とくに塩分のとりすぎには注意しましょう。
これは、妊娠中期、後期、など限定したものではなく、常に気をつけておくべきです。
私も、妊娠中は食事に気を使っていました。
臨月をむえたころ、もうそんなに身体に影響はないだろうと油断して、塩分の摂取量が増えていました。
これまでさけていたファストフードを食べるようになり、外食の回数も多くなっていたように思います。
その結果、「妊娠高血圧症候群」と診断されてしまいました。
「これぐらい」と甘く考えて後悔しないよう、妊娠中はずっと塩分の量には気をつけてくださいね。
2.カリウムの摂取
カリウムは、体内の塩分を尿として外に出す働きがあります。
塩分をひかえることに加えて、カリウムの豊富な食品を積極的に食べるようにするとなおよいですね。
- 海藻類
- 大豆製品
- ナッツ類
- パセリ
- 切り干し大根
- バナナ
- レーズン
食べやすいものを選んで摂取しましょう。とくに甘いものの変わりに果物がよいですね。
また、カリウムは水に溶けやすい性質を持っているので、茹で汁などは一緒に使うようにしてください。
厚生労働省が発表している資料だと、
- 妊婦のカリウム摂取の目安量/日:2,000mg
- 授乳婦のカリウム摂取の目安量/日:2,200mg
出典:厚生労働省
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3.利尿作用に効果的なお茶
利尿作用のあるお茶を飲むことで、体内に溜まった水分を排出する効果もあります。
紅茶や緑茶、コーヒーにも利尿作用はありますが、妊婦さんの体に優しいノンカフェインのお茶を飲むようにしましょう。
- ごぼう茶
- 杜仲茶
- 黒豆茶
- コーン茶
- ルイボスティー
- あずき茶
などがあります。
ドラッグストアや食品スーパーでも手軽に買うことができますが、なかにはカフェインをふくむ茶葉とブレンドされている商品もあります。
購入の際は、成分をよく確認しましょう。
睡眠の改善
妊婦になると本当に身体が辛くなります。出産が近づくとお腹も大きくなったり、運動不足になったりするので寝る姿勢が熟睡のポイントになります。
- 足の位置を高くする
- 足首をあたためる
- たっぷりと睡眠をとる
4.足の位置を高くする
睡眠を改善することも浮腫みの解消につながります。先ほど、血液循環の話をしましたが、その応用として、足の位置を高くして寝る方法があります。
クッションや枕を足の下に敷き、寝るようにしてみましょう。
毛布や敷布団などで足元に山を作ってそこに置くのもいいですね。寝苦しくならない程度で実践してください。
だんだん出産日が近づくと体重も増加するので身体が仰向けの姿勢だと辛くなります。
楽な姿勢が1番なので、仰向けが辛い場合、横寝もおすすめです。
5.足首をあたためる
眠くなってくると、手や足が温かくなってきます。
その応用として足首を温めることで、睡眠をうながす効果があります。また、足首を温めると血行(血流)がよくなり、血液循環もよくなります。
寝る前に足湯などをするのもよいですし、レッグウォーマーなどをして寝るのもよいですね。レッグウォーマーは足を締めつけすぎないものを選んでください。
足湯をしながら足首を動かすとふくらはぎの筋肉によるポンプ作用で足の浮腫みもすっきりします。運動不足解消にもなりますよ。
6.たっぷりと睡眠をとる
そして何より、たっぷりと睡眠をとることが大切です。体に疲れが溜まっていると、むくみはますますひどくなります。
お仕事を出産ギリギリまでがんばる場合、本当大変です。立ち仕事だと余計に大変です。
上司に事前に相談して理解を得られるようにしておきましょう。
妊婦は本人が思うよりもずっと体力を消耗します。無理はせず、疲れを感じたら休むようにしましょう。
気持ちも楽になりますよ。
体のためにできること
医師や助産師から「歩いてください」そう言われる妊婦さんが多いです。しかし、体重も増加して運動不足も重なり立ち姿勢も辛くなってきます。
適度な運動やマッサージ、服装で身体の浮腫みが予防しやすくなります。
- 適度な運動
- リンパマッサージ
- 衣服の改善
7.適度な運動
体のためにできることは、血液循環(血流)をよくすることが主になります。
お腹が大きくなっていくにつれ、体を動かすこともつらくなりますよね。しかし、まったく何もしないでいると、どんどん血行(血流)が悪くなってしまいます。
そうならないためには、適度な運動をすることがおすすめです。
もちろん、妊婦さんなので激しく走ったり、大きく縦にゆれるなどの運動はいけません。軽いウォーキング程度でかまいませんので、少し体を動かすようにしましょう。
音声あり、妊娠後期ストレッチと足首エクササイズ
8.リンパマッサージ
リンパマッサージで血液の流れを改善しましょう。
入浴中やお風呂上りなど、リラックスした状態でおこなうことがベストです。アロマオイルなどを使ってみてもよいですね。
足首からふくらはぎ、膝の裏と、両手で持ち上げるようにしてつまみ、下から上に流すようにマッサージしていきましょう。
ひとりでもできるマッサージ法ですが、お腹が大きくなると苦しくなってきます。そんなときは旦那さんや家族に手伝ってもらいましょう。
音声あり、マッサージというよりツボ(三陰交)を押すものです。ご参考にどうぞ!
9.衣服の改善
体を締めつけてしまう衣服もさけましょう。
冷えをふせぐために、レギンスやタイツをはく妊婦さんは多いです。その際は、着圧のタイプを選ぶようにしてください。
衣服なら、ソデやスソにゴムが入っていないものを着るようにしましょう。また、おなかへの締めつけを減らすため、ストンとしたワンピースなどを着るのが理想です。
骨盤の状態を安定させるためにトコちゃんベルトの着用もよいでしょう。
足の浮腫みの原因って?
浮腫みの主な原因とはしては、体内の水分が多いことです。
妊娠中は、赤ちゃんに十分に栄養を届けるために、血液中の水分が急激に増えるのです。
血液中からもれた水分が体内の組織へと流れます。その結果、体内の水分が多くなってしまいます。
体内の血液の循環は、心臓を軸として機能しています。
赤ちゃんが大きくなっていくにつれ、骨盤が圧迫され、下半身の血液循環がスムーズにいかなくなるのも、浮腫みの要因になっています。
足のスネあたりを指で押してみて、ボコンと凹んでしまうようであれば、浮腫みがあると判断してください。
おわりに
妊娠してから生まれるまで、妊婦さんはいろんな不自由を経験します。
浮腫みもそのひとつです。
つわりなどもそうですが、つらくて周りに話しても、「妊婦はしかたない。みんな経験してる」と言われてしまうことが多いです。
しかし、ゼロにはならなくとも、改善する方法はちゃんとあります。
- 食事
- 睡眠
- 体にできること
快適な妊婦生活を送れるように、できる範囲で実践していきましょう。
浮腫みをとるのに昔から「あずきの茹で汁」が飲まれていました。
あずきの茹で汁はどうしても美味しくなかったので、あずき茶がよいですよ。
くわしくはこちら>あずき茶の効能を徹底的に調べたら10こ発見!作りかたレシピは焙煎がカギ