NHKの人気バラエティ『ガッテン!』で放送された、【まさか!ダイエットが引き起こす肝臓の悲劇】
驚きましたね。
ダイエットの方法によっては肝臓に負担が増えてしまい、「糖尿病」・「肝硬変」・肝臓がん」になる危険度が上がる。
ダイエットの達人25人のうち11人の肝臓がパンパンだったという事実には本当に驚かされました。
今回の『キラッと』は、ガッテン!の情報プラス、キラッと編集部が調べたボリューム満点の内容をお伝えします。
この記事を読むことでガッテンオススメの正しいダイエットの方法と、元気な肝臓にする方法がわかるので、あなたの女子力がさらにアップします。
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ガッテンの放送まとめ
痩せたいからとムリな食事制限をすると危険なワケは
そもそも脂肪肝とは
急激なダイエットによっておこる肝臓以外への負担
ダイエットをしていて脂肪肝になる3つの原因
ダイエットの王道はバランスのとれた食事と適度な運動
具体的な脂肪肝の対策5選
肝臓を元気にする変わった方法、食後のごろ寝
消化器内科の医師がすすめる肝臓あたためダイエット
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まさか!ダイエットが引き起こす肝臓の悲劇
ダイエットで肝臓がパンパンになる状態が脂肪肝
肝臓は身体のエネルギーを脂肪の形で蓄えてくれます。
たくさん食べると血中にエネルギーがたくさん増えてしまい、肝臓が余ったエネルギーを回収します。この状態が長く続くと脂肪肝になります。
今度は逆に、急激なダイエットの場合です。
飢餓状態(きがじょうたい)として身体からは、脂肪細胞や筋肉からエネルギーを放出します。
すると、筋肉が痩せて、代謝も落ちてしまいダイエットのつもりでも、肝臓に脂肪が溜まりやすい状態になります。
ダイエットの後に食べ過ぎると、脂肪が溜まりやすいので栄養が入ってくると脂肪肝が進行します。
肝臓にやさしい理想のダイエットは
半年でマイナス10キロです。一ヶ月で2キロ位までがいいでしょう。
すでに大幅な減量をしてしまった人は今の体重をキープしましょう。
脂肪肝はどうやってみつけるの?
病院にいって、エコー検査(超音波診断)または、血液検査で肝臓の数値(ALT)が40をこえると危険です。
脂肪肝の撃退法!
半年から1年で体重の7~10%落とすのが脂肪肝改善の目安です。
体重60キロなら4~6キロ
具体的方法は、
- 運動(ウォーキング)30分程度
- 食事の量を少し減らす
- 睡眠、最低でも6時間は寝る。夜更かしは厳禁です。寝ている間に脂肪が燃焼モードに変わります。
当然のようですが、規則正しい生活習慣が必要なんですね。
痩せたいからとムリな食事制限をすると危険なワケは
『ガッテン!』でも紹介された肝臓に限らず、極端な食事制限ダイエットや、無理な運動による減量は命の危険にもつながります。
なぜなら、肝臓はエネルギー貯蔵庫としての役目もあり、体の栄養が不足すると、肝臓の中にあるグリコーゲンを分解して糖を作り出し、エネルギーに変えてくれます。
さらに継続して無理なダイエットをしていると、『糖新生』といって、肝臓みずからタンパク質を分解してエネルギーを作ります。
そんな状態が長く続くと、現代病といわれる【脂肪肝】にもなってしまう恐ろしいリスクが高くなります。
そもそも脂肪肝とは
肝臓に中性脂肪が溜まっている状態。いわゆるフォアグラになってしまいます。
脂肪肝⇒肝硬変⇒肝臓がん と進行する可能性が高く、さまざまな生活習慣病の原因にもなります。
お酒を呑んだり、食べ過ぎるとなってしまうイメージですが、危険なダイエットでもなります。
脂肪肝になる原因は、
- 過栄養性脂肪肝:食べ過ぎ
- アルコール性脂肪肝:飲み過ぎ
- 非アルコール性脂肪肝:ふだんから肥満ぎみ、運動不足、糖尿病、高脂血症(こうしけっしょう)
- ダイエット脂肪肝:今回『ガッテン!』でも特集されていたのがこのダイエット脂肪肝です。別名、低栄養性脂肪肝ともいいます。
極端なダイエットによっておこる低栄養性脂肪肝に注意
脂肪肝とは、肝臓がんへとつながるリスクが高く、とても危険とお伝えしました。
女性の場合、肝臓がエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの代謝に関係しています。
肝臓が働かなくなると、女性ホルモンの調整ができなくなり、月経不順や婦人科の病気、肥満になるリスクがあがります。
急激なダイエットによっておこる肝臓以外への負担
ムリなダイエットによって、肝臓はみずからエネルギーを作りだして負担がかかります。その他の臓器やパーツなどはどうなのでしょうか?
皮膚にたるみがでてくる
急激すぎて、しかも筋トレなどが不足していると、脂肪は落ちたけど皮膚がたるんだままになってしまいます。
貧血になる
女性はとくに多いです。ダイエット中は鉄分が不足がちです。
栄養が不足しているので栄養失調のような状態になり、お肌の色も悪くなります。
なんとなく体がだるい、やる気が起きない
ダイエット中にこういう経験はありませんか?
間違ったダイエットだと栄養が不足するので当然です。
とくに間違った糖質制限ダイエットをおこなう場合によくおこります。
糖分は脳が欲しがるエネルギーです。糖分が不足すると、頭の働きも悪くなります。
こちらの記事で糖質制限ダイエットについて詳しく説明しています。あわせて読むとダイエットの理解が深まります。
>>ガッテン!でも放送の糖質制限ダイエット!180日で-15キロを達成する【コンビニ食材】とその方法とは
心臓に負担もかかる
間違ったダイエット方法や急激なダイエットは心臓や循環器にも負担が多くなります。年齢や体質によっても違いますが、不整脈や心臓発作のリスクは必ずあがります。
薄毛になってしまう
ダイエットして体重は落ちたけど、シャンプー後の抜け毛がひどい・・
間違ったダイエットによって栄養が不足するので当然です。髪の毛は心臓やその他の臓器に比べると、無くてもこまりません。
栄養が不足すると、まず髪の毛のツヤや潤いが不足して薄毛になっていきます。
体が臭くなってくる
急激なダイエットあるあるです。
原因は無理なダイエットによって代謝が低下して、体内にケトン体という物質が増えてしまい甘酸っぱい悪臭をだします。
ケトン体は、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、3つの物質の総称です。
エネルギーとして使われるのが、ブドウ糖です。
ブドウ糖が無くなると、脂肪がエネルギー源になります。この脂肪の燃焼後にできるものがケトン体です。
ケトン体が増えると他にも症状がでます。
- 頭痛
- 下痢
- 脱水症状
- イライラ
体臭はバランスのいい食事によって改善しますが、すぐには戻りません。そういう時はサプリメントを利用して中からニオイ予防をしましょう。
ダイエットをしていて脂肪肝になる3つの原因
1.極端な食事制限によるタンパク質の不足
メタボの原因としてよく聞く、【中性脂肪】この中性脂肪は、糖質や脂肪が腸によって吸収され脂肪酸に変わります。
脂肪酸は肝臓に運ばれて中性脂肪になります。
中性脂肪はタンパク質によって血液に流れ出すため、タンパク質が不足すると、どんどん脂肪に貯蔵されたままになり、脂肪肝になってしまいます。
2.間違った糖質制限ダイエット
糖質制限=糖質をまったく摂らない人も多いようです。
これはすごい危険です。
糖質は体のエネルギーです。糖質が不足すると、体は筋肉に含まれるタンパク質を分解して糖質に変えます。
結果的にタンパク質の不足になってしまい脂肪肝になってしまいます。
3.運動なしのダイエット
食事制限だけのダイエットは全く運動していません。そうすると、筋肉も痩せて基礎代謝が低下します。
血液の流れは悪くなり中性脂肪を流すことができなくなり、脂肪肝になってしまいます。
ダイエットするなら肝臓の事を考えないと成功しません。
肝臓がうまく働けば基礎代謝アップ間違いなしです。その理由は、肝臓は内蔵の中で1番代謝が高いからです。
- 肝臓:27%
- 脳:19%
- 筋肉:18%
- 腎臓10%
- 心臓7%
- その他19%
基礎代謝をアップするには運動=筋肉も必要ですが、肝臓の代謝量は27%といわれています。
皮下脂肪をつきにくくするには肝臓の働きが必要
男性は内臓脂肪が多く、女性は皮下脂肪が多いといわれます。
理由は、女性ホルモン(エストロゲン)が妊娠や出産に備えるため、皮下脂肪がつきやすくしています。
しかし、女性ホルモンがたくさん出ている時は肝臓が女性ホルモンを分解してくれます。
肝臓が働かなくなると、女性ホルモンの分解ができず皮下脂肪が増えてしまいます。
ダイエットの王道はバランスのとれた食事と適度な運動
肝臓への負担を減らすダイエットはどうすればいいのでしょうか?すでに脂肪肝の人は医師や栄養士さんの指導を守りましょう。その他の人が気をつける事は、
- 体重や体脂肪率を定期的に計測する
- 脂肪と糖質は控えめにする(まったくゼロはダメ!)
- 良質なタンパク質を摂取する(大豆・魚・卵がオススメ)
- ビタミン、ミネラル、食物繊維も摂取する
- お酒を飲む人は週2回以上は休肝日をつくる
- 食事は腹8分目にする。食べ方も最初に野菜を食べてから炭水化物を食べると糖の吸収がおだやかになります。
- 夜はぐっすり睡眠をとる。
ストレスがあると眠りにくくなります。うつ病や自律神経失調症の原因にもなるのでぐっすり眠りたいですよね。マイスリーなどの睡眠薬に頼るのは抵抗がありますよね。詳しくはこちらの記事でお伝えしています。
>>ネムリスの効果を実感してほしい!まだマイスリーに依存しますか?大学教授が確認ずみの成分とは

適度な運動はまずやれる事からやってみよう
あなただけで無く、運動が苦手な人はたくさんいます。
運動が苦手な人に共通しているのは、『運動する習慣が無い』
まずは簡単なものからはじめてみましょう。
- 毎日20分以上の有酸素運動ができるといい
- 60~70%の最大運動強度で運動する
- 1日の運動を週3回以上、数回にわけて運動してもOK
ウォーキングやサイクリング、スイミングなどがちょうどいいですね。
糖尿病や極端な肥満の人は医師と相談しておこないましょう。
具体的な脂肪肝の対策5選
脂肪肝の予防や改善には、極端なダイエットは危険だとわかりましたよね。
そして体脂肪を落とすにはバランスの良い食事や適度な運動が必要です。
さらに、脂肪肝にクローズアップしてみましょう。
1.タウリンの多い食品を摂取する
タウリンには肝機能を高める効果があります。
具体的には、
- 肝細胞を再生する
- 肝臓の細胞膜を安定させる
- 肝臓で胆汁酸を分泌する
魚介類やサプリメントから摂取しましょう。
2.ノンアルコールビールに変えてみる
お酒の飲み過ぎの人が対象です。禁酒はたいへんなストレスですよね?
最近は美味しいノンアルコールビールも増えているのでオススメです。
これオススメです。
3.サプリメントで栄養補給
食生活を変えたくても仕事が忙しかったり、自炊が苦手の人も多いですよね。
そんなあなたにピッタリなのは、牡蠣のエキスの入ったサプリメントです。
4.コーヒーをのむ
三越診療所の船津和夫医師の調べによると、コーヒーを1日2杯以上飲んでいる人は、脂肪肝の発生が少ないというデータがあります。予防にいいですね。
コーヒーの抗酸化作用(ポリフェノール)が脂肪肝に働きます。
5.カテキンパワーで脂肪肝予防
緑茶に含まれているカテキン。非アルコール性脂肪性肝の人にオススメです。肝臓はストレスや紫外線、たばこによって、活性酸素の影響を受け続けます。
そこで、カテキンには肝臓内の活性酸素を除去する働きがあります。
肝臓を元気にする変わった方法、食後のごろ寝
他の記事で紹介している【ごろ寝ダイエット】です。
食後すぐに横になっていると、肝臓に血液が集まって代謝をあげてくれます。
詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
>>【ゴロ寝ダイエット】実は2種類あってその方法と効果が凄すぎ!初耳学で林先生が驚くワケね

消化器内科の医師がすすめる肝臓あたためダイエット
肝臓を温めるとダイエット効果があると、野村消化器内科院長の野村喜重郎先生が伝えています。
やり方は、
肝臓を温めること
これだけです。
肝臓のある右わき腹あたりに、使い捨てカイロを貼って温めたり、湯たんぽを利用しましょう。
画像引用先:看護roo※2 看護師さん向けサイトですが、医学的にしっかり学べますよ。
最後に
ダイエットの危険性がわかりましたか?自己流ダイエットは本当に危険なので止めましょう。今回の肝臓へのリスクを考えると、無理なダイエットはできないですよね。
ダイエットには、新定番の「痩せ菌」を増やす方法が体への負担も少なくオススメです。適度な運動と、腸内環境に痩せ菌がいれば痩せますよ。
くわしくはこちら>>痩せ菌サプリランキングTOP10 痩せ菌を増やす最も簡単なのはコレ!
画像引用先:日経スタイル※1
画像引用先:看護roo※2
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